マンスリーアーカイブ 1月 2009

[受付日誌]宝物

どうも、受付です。 今日は患者様から頂いた素敵なもの、ご紹介します(^^) まずは ペットボトルホルダー!(ドラ●もん風にいきましょうか) 向かって右の赤い方です。左の裸500ミリと比較です。250~300ミリペットボトルがすっぽり収まります。口が紐できゅっとしぼれてとってもかわいいです! 手編みですよ!すごいですね(。^▽^。) 2つ頂いたのですが、もう一個は小物入れにして家の壁に掛けてあります。ベッドの上にあるので体温計やリップを入れていつでも手が届くようになってます(なんというものぐさ!!笑) なのでSさん、ほんっとありがとうございますm(v_v*)m そして、いつも受付台に鎮座しておられる… マトリョーシカ! ロシアで仕事をされている患者様から頂いた本場のマトリョーシカですよ!すごいですね!少しでもロシアの空気に触れてたと思うと不思議ですね!えへ! マトリョーシカってずっとロシアで生まれたものだと思っていたのですが、とある患者様に 「マトリョーシカの起源は日本の七福神という説があるんですよ(^^)」 と言われ驚きました。ロシアと日本にそんなつながりが…! マトリョーシカをくださったYさん、起源の諸説を教えて下さったTさん、ありがとうございました!! 最後に マトリョーシカの中身でお別れです。 では、また。

経穴解説 No.2(手太陰肺経 中府~尺沢)

人体には内外・上下を気血を連絡させる 経絡という通路がございます。 経絡の中で「正経」という五臓六腑と直接的に連絡し、 経絡系統の主体をなす通路があります。 正経には、 手三陰経(肺経・心包経・心系) 手三陽経(大腸経・三焦経・小腸経) 足三陰経(脾経・肝経・腎経) 足三陽経(胃経・胆経・膀胱経)の計12経があるため、 十二経脈ともいわれます。 では、十二経脈の始まりである 手太陰肺経の経穴を解説していきます。 手太陰肺経(中府~尺沢) ○中府(ちゅうふ) 肺経の募穴(『脈経』) 手、足太陰経の交会穴(『素門』気穴論) 「府」とは集まるという意味があり、 「中」とは中焦(脾胃)の気のことである。 「募」とは寄り集まるという意味で、「募穴」とは臓腑の経気が集まっている 胸腹部の愈穴を指す。 肺の募穴であるため、肺の状態を診る診断点として用いる。 また、手太陰肺経は中脘より起こることから、 脾胃の情報を反映することもある。 実喘の時に、実側を横刺で瀉法すると効果がある。 ○雲門(うんもん) 雲門は清利肺気と四肢の熱を瀉す作用がある。 傷寒による四肢の熱などに有効である。 ※中府・雲門は肺が肋骨下にあるため直刺は禁忌。横刺で刺鍼する。 診断点としては用いるが、治療穴としてはあまり使わない。 ○天府(てんぷ) 天府は上腕を挙上し、首を回旋させて鼻尖が触れる 上腕内側に取る。 天府の作用は、利肺、安神である。 安神作用は利肺の作用を基礎に成り立っている。 そのため肺気不利による肺疾患、鼻の疾患、神志病に有効である。 ○侠白(きょうはく) 侠白の作用は天府と同様である。 天府・侠白はあまり使わないが、肺・手太陰肺経を病むと、 ここに凝りが出てくる。ここに刺鍼しても有効である。 ○尺沢(しゃくたく) 手太陰肺経の合水穴 「合」とは、あたかも多くの河が合流して大海に向かって流れ込んでいくように 経気が合流して深部に注ぎ込んで行く所という意味である。 「滎輸治外経。合治内府。」(『霊枢』邪氣藏府病形篇) 「合穴は臓腑の病を治す」というように 慢性的な肺経や肺臓の病は、尺沢が有効であり、 また肺臓に異常があれば、尺沢に反応が出る。 肺熱不宣による発熱、小児の急・慢性驚風、丹毒、 咽喉の腫れと痛みに有効である。 本経は中焦より起こるため、脾胃の病症にも効果的である。 肺は水の上源であり、肺気不利になると 通調水道、下輸膀胱の働きが失調し、尿失禁、遺尿が起こる。 従って、尺沢は肺気不利による泌尿器疾患に効果的である。 参考文献:『針灸学』         『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社        『臓腑経絡学』      アルテミシア        『藤本蓮風 経穴解説』 メディカルユーコン

経穴解説 No.1(序文)

一鍼堂スタッフの為沢です。 診察中によく患者さまから問われる質問がございます。 「○○病に効くツボはどこですか?」 御体の傾向知る上で、病名を参考にすることはありますが、 「○○病=●●穴に施術」 ということは致しません。 肩凝りを例に取って説明すると、 肩が凝る原因は人によって様々です。 長時間のパソコン作業で凝る、 細かい作業で凝る、ずっと同じ姿勢で凝る、 食べ過ぎで凝る、冷えから凝る…他 様々な原因があります。 その負担がどこの五臓六腑にかかり、 御体を悪化させているか。その診察を慎重にする必要があります。 我々は四診を駆使し、そこから治療穴を導き出します。 なので、病名を聞いただけで 治療穴を決めて施術するということは致しません。 しかし経穴(ツボ)についても、よく質問を受けますので、 次回より経穴について東洋医学的な解説をしていこうと思います。 為沢

感覚 三部九候論

鍼は 顔だろうが手足だろうが掌だろうが どこにおいたっていい。 部分は全体の縮図なんだから。 どこに置いても効かす事は出来るはず。 ただ より輝ける場所に置かなきゃならん。 そこを使う。 どこに鍼を持っていっても "そこ"におければ どんなものでも治せるんじゃないかな。 ”そこ”を探し ”そこ”に触れなきゃ。 ”そこの断片”は脈にもあるし 腹にもある。 天地と見立てりゃいいじゃないか。 そんなもんだろう? 一鍼堂 林玄一

携帯で撮影

梅田を車で通ったときに携帯で撮影した一枚。 なんだか懐かしい雰囲気。

●リウマチでお悩みのY.Nさまの体験談

大阪市西区九条南在住 Y.Nさま 37歳 職業 営業 主訴:リウマチ その他の症状:なし 既往歴:右足内側靭帯損傷 昨年末くらいから膝の関節の他にも肩、肘など様々な関節が痛み出し、 病院での検査の結果、4月にリウマチと診断されました。 「今は良い薬がある」と言われ安心したのもつかの間で、 様々な副作用を考えると「何とか薬をのまずに治療でできないものか…」 「何かリウマチに有効な物はないのか」と探しているうちに一鍼堂をみつけました。 初診で他の病院では治らなかった右肘が1本の針でかなりよくなりました。 これには感激で涙が出ました。  ″リウマチは治らない〟″進行をとめることしかできない〟と言われているので、 目の前に明るい光が見えたような気がしました。 どのくらいの期間でよくなるのか…いつ薬を飲まずにすごせるようになるのか… 今は先生を信じて治療して行きたいと思っています…よろしくお願いします。

施術していく上での御体の変化 (為沢)

はじめまして。一鍼堂スタッフの為沢と申します。 これから私が担当した患者さまの症例や、 臨床の現場で気付いたことや発見など書き込んでいこうと思います。 今回は施術を進めて行く上で、 御体に変化が出て来た患者さまの症例を紹介したいと思います。 喘息でお悩みの患者さまで、 施術経過は良く、喘息症状は治まり快適に過ごされていました。 この方は飲酒が好きで、普段からよく飲酒をしていらっしゃいましたが 施術を進めていく内に御体に変化が出てきました。 少量の飲酒で酔うようになり、多量に飲むと喘息が出てしまう 体質になり、お酒に弱くなったと悩んでいらっしゃいました。 この方の喘息の病因は、飲酒による脾胃の負担であったので、 主に、脾胃に内停していた湿邪(湿気を帯びたネチネチした邪気) を取る処方で喘息が治まっていました。 よくお酒を飲んでいた当初は、お酒に強かったわけではなく、 体内の湿邪が、湿邪を欲する状態であったと診られます。 毒が毒を欲している状態です。 常時、湿邪が脾胃に停滞しているため、 飲酒しても湿邪と感知せず、脾胃の機能が麻痺していたと思われます。 施術により脾胃の湿邪が無くなってゆき、 脾胃はきれいな状態になってきました。 これで脾胃が元気になっていくかと思われましたが、 少量のお酒でも体調崩しがちということは、 湿邪を取っただけでは、元気になっていない証拠です。 現在も施術継続中の患者さまで、 お酒を飲んでも体調崩さぬよう 脾胃を強めていく施術を続けています。 このように、御体の変化が出て来ることはよく見受けられます。 不安に感じらっしゃる方もいらっしゃいますが、 御体が良くなっていく過程なので、心配ないです。 少しずつですが、また何か症例があれば 御紹介したいと思います。

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