【カテゴリ】鍼灸師になりたい
【タイトル】鍼灸師になるために
【相談日】2020/2/26
【相談内容】
初めまして。
埼玉で会社員をしておりますI.Tと申します。
現在、転職を考えているのですが、
その中で調べている内に鍼灸師に辿り着きました。
きっかけは2つあります。
1つは、中学時代から武道をやっており、
今は古武道を習っている事で
伝統医療・東洋医学に興味があったからです。
2つ目は、舞台等で活躍する人々を支える仕事をしたいと考え、
鍼灸師であればそれが出来るのではないかと思ったことです。
しかし、幸いにも私自身がこれまでに
大きな病気をしたことがなく、
鍼灸施療を受けたことがありません。
そのため、実際に施療を受けて
鍼灸師を目指すようになった方々に
失礼なような気がしてしまいました。
上記のような志望理由・病歴でも
鍼灸の世界を目指してもいいのかと考え、
相談させていただきました。
宜しくお願い致します。
![林](https://www.1sshindo.com/blog/wp-content/uploads/2016/03/hayashi_2016.png)
きっかけで苦しまれておられるようですが、
動機は実はあまり重要ではありません。
例えば、恋愛において考えてみましょう。
付き合ったことが無い人は、
付き合うきっかけについて考えを尽くしますが、
実際に恋愛、或いはその先に結婚と進むときに
始まったら最後、
目の前におこる様々なことにどう向き合うかが
最も大事になってきます。
ロマンチックに付き合って下さいと言ったところで、
1年も経てば効力を失います(笑)
また、プロ同士で話す際に
あまり鍼灸師になるきっかけを聞くようなことは
実は少ないです。
どちらかと言えば、そんな事はおまけです。
素晴らしい動機の効力など、
学生の3年間ぐらいしか通用しないのです。
問題ありません。
毎日毎日探求して苦しんだり楽しんだり
乗り越えたりすることを何年、何十年と続ければ
きっと大家になれます。
それが一番難しいんじゃないかな、と言うのが
僕からのアドバイス。
![為沢](https://www.1sshindo.com/blog/wp-content/uploads/2016/03/tamezawa_20161.png)
はじめまして、I.Tさん。
志望理由ですか。
他人の志望理由を聞いて、
自分が失礼と思っているようですが、
そこは他人と比較しても仕方ないですし、
比較するものではないと思います。
人それぞれ色んな理由はあるもんなので、
よっぽど極悪な理由でなければ
志望理由なんて何でも良いんじゃでないでしょうか。
既に目標を持っていらっしゃるようなので
それに向けて頑張って下さい☆
![下野](https://www.1sshindo.com/blog/wp-content/uploads/2016/03/shimono_2016.png)
鍼灸師を選ぶ理由は
別に人せれぞれ何でも良いと思います。
大きな病気がなくても
本気で人を治そうと思うのであれば
それも立派な理由だと思いますよ。
ちなみに
僕はトレーナー系を目指して大学に進学し、
その仕事の為には鍼灸師の方が仕事も多いし、
より近道だなと。
ただ鍼灸師になっても鍼なんて怖くてやらんわ
と大学のキャリアセンターで言っていたくらいの者ですから。
そんな理由の者だって
真剣にやれば何とか出来るようになりますから、
ご安心を。
![新川](https://www.1sshindo.com/blog/wp-content/uploads/2016/03/shinkawa_2016.png)
あくまで
I.Tさんが
『どうしたいか』だと思いますし、
動機よりも
この世界に入ってから
どのように行動出来るかが重要です。
すぐに結論が出るものでもないので、
じっくり悩んで頂き
その結果、
御自分の中から出た答えを大事にして頂ければ
宜しいかと思います。
![大原](https://www.1sshindo.com/blog/wp-content/uploads/2016/03/ohara_2016.png)
私も鍼灸師になる前は会社員をしておりました。
会社員時代に体調を崩し、鍼灸治療で改善できたこと、
勤め先がなくなってしまうかも知れなくなったことなどが
職業を変えたきっかけでした。
I.Tさまが今の職業から鍼灸の世界を目指すことが
良いことなのかどうか、志望理由は人によって様々ですので
別に問題無いことだとは思います。
I.Tさまの今のお仕事について、
内容や経験、目指された経緯は存じ上げませんが、
今のお仕事の中で、舞台等で活躍する方を支える仕事はできませんか?
鍼灸の世界に入ると、今のキャリアがリセットされて
またゼロからのスタートです。
3年間専門学校に通って資格を取得できたとしても、
舞台で活躍される方を支えることができるのかどうか
(そのような機会や腕が備わるのかどうか)は未知だと思います。
また、武道の経験が無くても
活躍されている鍼灸師の先生は多くいらっしゃいます。
このあたりのモヤモヤをすっきりさせるには、
色々考えるよりも、まずは実際に
鍼灸治療を受けてみるのも良いのではないでしょうか。