マンスリーアーカイブ 9月 2009

お休みいただきまして。

お盆も休まず仕事漬けだったので、 先日の火曜日を1日ゆっくりと休ませて頂きました。 (私、林の予約です。一鍼堂は通常の営業しておりました。) 遠出しましたが、 鍼は持ち歩かないと気が済まないのでいつも通り 綿花から鍼から治療に使うペンまで一式をカバンに入れていると、 案の定 行きの飛行機でのX線検査で引っかかり、 「金属の棒状の物を出しなさい」と言われ 説明するのが大変でした。 特に刺さずにかざす鍼。 古代の鍼でテイ鍼と言うものですが、 素人が見ると ただの金属の棒。 これもれっきりとした仕事道具でして 大事な相棒です。 ようやく通してもらって 旅行先で一時の安らぎ。 そして、 帰りにやはり X線検査にひっかかり 「金属の棒状の物」 を出して下さいと 全く同じ事を言われて、全く同じ説明をしました(笑) 本日から心機一転して現場に戻っています。 鍼と灸と共にがんばります。 スケジュールの変更など、 ご協力頂いた患者様に感謝申し上げます。  鍼師 林玄一

スタッフの新川です。 最近、気になるものがあります。 それは・・・・ 苔の盆栽です。 よくお寺に行くのですが、 岩一面にはえる苔をみていると たまらない時間が過ごせます。 苔もまたいいものですね。 さて、今回はコケはコケでも 体に付く苔についてです。 治療の前後でどのように御体の変化が出ているか。 その中で、 舌診(ゼッシン)という診方がございます。 これが非常に興味深いのです。 ちなみに正常な状態は 白色の薄い苔 です。 患者さんからの質問で 「歯を磨くとき、 舌が汚れているので ゴシゴシ磨くんですが、 またしばらくすると 苔みたいのがついています」 ●御体の状態により 舌につく付着物、 これを 舌苔(ぜったい)といいます。 これは、御体の中の状態を表すものですから どれだけブラシでこすっても 体の中から変わらなければ 変化することはありません。 よく治療中、患者さんから 「こんな短時間でかわるもんですか?」 と質問されますが、 答えは・・・・ 「もちろん変わります。」 特に御体の湿気を捌く治療を行うと 劇的な変化が現れることがあります。 毎日診ていると、 あれっ、今日はいつもと違うな  と変化が分かってきますので みなさんも実践してみて下さい。 もちろんお金はかかりません(笑)

養生指導【適度な運動】

どうも下野です。 早いもので9月ですね。 学生時代は、1年が非常に長く感じましたが、 逆に今はとても早く感じます。 それだけ毎日が充実しているということでしょうか? では今回は、養生指導について お話し致します。 僕たち鍼師は、 治療で症状を治すのは勿論ですが、 病を早く治すため患者さんの食事、入浴、睡眠など 生活習慣を正して頂くよう指導することもあります。 今回はその中の運動についてです。 東洋医学では「気血」が滞ると病になる考え、 その滞りを鍼や灸で流れる様にしてあげます。 「気血」が流れ出すことで症状が良くなり、 同時に滞らなくなりますが、 人によっては再び滞ってしまう方がおられます。 そこで、そのような方には「運動しましょう」 とお伝えしております。 「運動」といっても激しい運動をする必要はなく、 散歩程度で十分です。 身体を動かすことで、滞っていた「気血」は動き出し、 早く症状を改善させることができます。 東洋医学の書籍にも 「適度な運動」と健康を保つ為の必要事項として 書かれており, また以前にご紹介しました養生訓にも 「体は日々少しずつ動かすべきである。      (省略) 日々運動すれば、針や灸をしなくても、飲食や気血は 滞ることなく、病気にかからない。」 と書かれております。 ただ何でも運動してもらったら良いという ことではありません。 中には運動することで症状を 悪化してしまう方もおられますからね。 そのあたりの見分けも重要となってきますので、 鍼灸師や鍼灸学生さんはよく勉強して下さい。 では。 下野

{受付日誌}気付いてもらえる喜び

朝晩の涼しさはもうすっかり秋ですね。おはようございます受付です。 さて、ちまちまと折り紙をしていた受付ですが、昨日とある患者さんにカマキリを見つけられてしまいました! 患者さん「ここにカマキリがいますね」 私「バレましたか(ニヤリ)」 患者さん「でも見ようによってはサワガニにも見えます」 私「・・・た、確かに(^^;」 受付台の上にあるカレンダーの折り紙にもコメントをいただきました。 直接言われると恥ずかしいですけど嬉しいものです。散髪を気付かれる感覚と似ているかもしれません。 今月はトンボです。 その他に、秋の味覚満載のカゴ、ウサギ3匹。受付ってとっても暇なんですね、って思われました?ふふふふふふふふふ・・・・・ もうすっかり秋ですね(私の頭の中だけ?) ではでは♪

突発性難聴‥大阪府堺市の田村様の鍼灸治療体験談

突発性難聴でお悩みの 大阪府堺市の田村様の鍼灸治療体験談を 公式サイトにアップしました。

公孫というメッセージ

最近、 ここ2週間程で 公孫を使い機会が格段に増えている。 脾虚を意識することが多い。 枯れるというか スッと公孫が指を誘いこむ感があり 生長化収蔵 季節も体も移ろぐ様は 生かされていると思わされる瞬間でもあります。  林

中医学解説【四診編No.4】

こんにちは、スタッフの為沢です。 今回は、前回の切経に続き 問診(もんしん)について簡単に御紹介しようと思います。 問診は患者さまやその付き添いの方に 質問することにより、発病の時期・原因・経過・既往歴・ 疾患の部位・生活習慣・飲食など、疾病に関する 情報を収集する診察法であります。 患者さまの主訴を詳しく聞くことは勿論ですが 東洋医学の問診の範囲は大変広く、 主訴以外にも一般的な情報(生活習慣、飲食、睡眠時間、体質など) を集めることも大事になってきます。 では何故、主訴以外の問診が大事になってくるのか を御紹介したいと思います。 「ぎっくり腰」を例に説明すると よく「重い物を持って、腰を痛めた」と 仰る患者さまがいらっしゃいます。 症状だけを追うと、「重い物を持って腰を痛めた」が 一番のキーワードで、それ以上聞くことはないでしょう。 しかし東洋医学では、 「重い物」というキーワードは大した問題ではありません。 原因は、それまでに積み重ねてきた体の負担であり 重い物を持ったことをきっかけに発症しただけなのです。 重い物はきっかけではありますが、 根本的な原因ではないのです。 では、何を積み重ねてきたかがポイントになります。 ●飲食の不摂生が続いたのか、 ●ストレスがかかる状況が続いたのか、 ●ずっと冷房のきいた寒い部屋で体が冷えていたのか、 ●疲労が溜まって体が弱っていたのか、 ●寝不足が続いていたのか ●その他 さらに、その積み重ねが どの五臓六腑の負担となっているのか.... (この辺りは、専門的な知識が必要になります) このように、症状の詳細を聞くことも大事ですが その方の生活状況、生活習慣、体質など 一般的な情報を聞くことで 症状の根本的な原因がポロッと出てくることが多く、 自然と情報を聞き出すために 日常会話をして問診することが多いです。 その為、何気ない会話をすることがよくありますが そこには、はっきりした目的を持って問診しております。 今回はぎっくり腰を例に出しましたが、 どのような病気に対しても、 病名によって治療方法を決定するのではなく、 どのような経緯で発症したのかを重点に追求し 原因に合わせた治療を施すため 問診を進めております。  為沢

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