マンスリーアーカイブ 5月 2009

{受付日誌}植物たちの生長報告

植物がわんさか伸びてるので春を感じてます受付です。今更?というツッコミは受けつけません。。。 一鍼堂の玄関にある植物たちが、冬を乗り越えぐんぐんと成長しています。 はげはげだった盆栽が緑色の葉っぱをたくさん茂らせています。 見えにくくてすいません。竹の中で人一倍伸びている竹が1本。竿のように、太陽に向かってぐーんと伸びているのがわかります。 1本だけが伸びているので必見です(o^▽^o) でひ一鍼堂に来られた際は見てみてやって下さいね。 ではでは♪

調和とはどういうものか。

「調和?お互いに頭を下げあって、 相手も六割、こっとも六割、 それで馴れ合っている。 そんなものは調和じゃない。 ポンポンとぶつかり合わなければならない。 その結果、成り立つものが調和だ」          岡本太郎 死して尚、生生しいほどの生命力を感じます。 にせものの調和なんかクソ食らえ! と、そんな叫びが聞こえてきます。 岡本太郎さんほど 生命に対し正直に向き合った にんげんは少ないのではないかと思っています。 手を合わせたくなる程です。       林玄一

申脈

申脈 臨床上、 申脈をみていると ほぼ右に出る事が多く 不思議に思う。 よく実が深くなり 沈み それが形を成し くぼんでくる。 これは一見切経上 虚に思うが 実 主に気滞が沈んだものなのが絡んでくるので見間違ってはならない。 肝火きつく肝血を傷り 中風をなすものにも反応が強い。 右に出る事より陰血が弱る中に 正気の弱りに響き 陰陽共に損傷し 陽気にも影響を及ぼすものではないか。 また、 よくこいつが弱ると栄衛不和を起こし 脈は緩を帯びてくる。 中焦も重心を失い 求心力も弱る。 桂枝湯証にも出るものであり、 太陽は表の寒水を温めねばならないので こいつで右側に反応が出る事は なるほど全てが符合するので納得がいく。 体は我々を試し またよく導いてくれる。   林玄一

アンデス音楽 ケルマントゥ(KERUMANTU)

10年程前だろうか、 地元の宝塚駅に民族音楽の弾き語りが たびたび来ていた。 10分も20分もその聞いた事もないような音楽に 心を奪われたように 立ち尽くしたことがあった。 笛のような楽器。骨のような楽器。 踊るようなメロディー。 行った事もないのに僕の眼の前にアンデスの地が 空気が山々が広がる気がした。 今日、東京での治療の帰りの新幹線、 いつもは新大阪で降りるところを 1つやり過ごし新神戸で下車し 三宮駅まで歩いた。 懐かしい彼らを見かけた。 (大阪駅などでたまにみかけてはいたのだが。) 彼らはなにも変わらず あの時と同じようにまだ弾き語りを続けている。 変わらないってすごい。 継続はまさに力なり。 本当に強いなあと感じた。 現代はめまぐるしく変わる時代に 順応する者が勝者の勲章を与えられるように思うが ぶれない力ってのは もっとすごい。 時代が認めようが 認めまいが 信念を貫く者こそ強い。 そうでありたい。 当時よりほんの少し大きくなった僕は 少しばかりのお金を器に入れてきたのだが。 売れて欲しいような。 このままいつまでもあり続けて欲しいような。 相反する感情が僕の中にはあった。 なんだか 異国の笛の音が 天まで貫いて聞こえた。 待ち行く人々も 信号も車も 大きなビルもちっぽけに感じた。 音楽って良いなあ。 僕らが外国へ行って なんとか伝えたいと 日本の音楽をこのように異国の地で奏でる事が出来るか。 そんな音楽を持っているか。 僕にはない。 寂しく思った。 小手先の音楽はあるけれど 飲んで 食べて 寝て 笑って 怒って 感謝して  踊って そこに音楽が自然に発生するような そんな日本があってものにと思う。 そういうものに心から惹かれる。 弾き語りのバンドは、 ケルマントゥ(KERUMANTU)といい、 インカ帝国の杯を表す「kero」とポンチョを意味する「manto」を意味するそうで、 南米アンデスの音楽を、民族衣装を羽織って民族楽器を使い、 大阪、神戸を中心に演じているらしい。 僕のポケットにはいつも鍼が入っているが 俺にはこいつと語り合うしかない。 こいつと世に対してにどんな響きを奏でる事が出来るか。 頼むぜ 我が相棒よ。       林玄一

久しぶりに写真公開 (林玄一)

Leica R8 /summilux80mm

おすすめ書籍 No.5

どうも下野です。 随分、久しぶりの記事となりました。 今回は、 おすすめ書籍の紹介です。 第5回目は 『図説 東洋医学』<基礎編> 山田光胤 代田文彦 著 はやし浩司 企画・構成  学研 以前、『やさしい中医学入門』という 書籍をご紹介しました。 中医学入門書としてはとても良いものですが、 やはり基礎を理解していないと難しいと思いましたので、 今回、この書籍を載せました。 東洋医学の基礎を身につけるには 最適な書籍です。 鍼灸学校に入学すると、 東洋医学概論という教科書を購入しますが、 文字が多く、理解し辛いと思います。 今回ご紹介した書籍は 図で説明してますので とても分かり易いと思います。 (絶対、理解できます!) もし、教科書を読んでも 東洋医学が理解し辛い学生さんは 持っておくと良いですよ。 また東洋医学が「嫌いだ」という学生さん がいたら、この書籍を読んで下さい。 基礎がわかれば 絶対に東洋医学がおもしろく、 好きになりますよ。 では。 下野

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