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年間アーカイブ 2009

胡蝶のように ~歓喜とともに~

昨日、ある古書を読んでいて、 自分の感覚に大きな発見と変化がありました。 ほんの2時間程で、 私の中でまったく見え方が違います。 観え方と言った方が良いかもしれません。 鍼法も変わりました。 何年もかけて作り上げたものが 一瞬で変わる事もある。 傍で見るほうは何が変わったか全くわからないもしれないが、 全く違う。 しばらく頭にあった欲望のかけらなどは すでにどうでもよく 新しい鍼への関心と なんとも言えない私の内からの歓喜のようなものに 全てを払われました。 そこに居座らず 毎日の中で 私は旅をしたい。 鍼さえあれば 心の中 どこにだっていける。 無限の広がりがあります。 老子に出て来る胡蝶のように。 やはり鍼は、 東洋医学は面白い。 命をかける 意味がある。

{受付日誌}あけましておめでとうございます!

どうも、受付です。 あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします! 新年1発目の受付日誌は鏡餅です! ただいま受付台には小さな手のひらサイズの鏡餅が飾ってあります。 あ、上に乗ってるのは本物のみかんじゃないですよ! 患者さんが本物のみかんだと信じて疑わなかったので!ふふ! 11日まで期間限定です。 鏡開きしようかな~なんて思っておるからです。 といっても、底のフィルムをパリパリ~っとめくるだけですけど(笑) 便利な世の中になったものですね! では、また。 追伸。 前回の似顔絵が好評で、受付は天狗になっています。 赤い長い鼻が受付から見えても指をささないで下さいね! では、ほんとに、また。

『鍼灸重宝記』  四知之論より

それ五藏内に病むときは即ち五色外にあらはる、 面青きは腹中いたみなり、 赤きは腹中に熱あり、 黄なるは脾胃のよはき也、 白きは腹中の寒なり、 黒きは腎のやぶれなり、 酒をのまずして酔いたる如くなるは神気の不足なり、 手足の指、のび、節あひすきたるは病を得て 遅くいゆる、 此の如く外より望み見て腹中の病をしるを 望といひ神という。 酒をのまずして酔いたる如くなるは神気の不足なり、 というところが非常に臨床家だなと思います。 まさにそうで 肝火だとか脾胃の熱などの邪実と捉えて処置しても 一向に根治せず、 むしろ生気を傷ることもあります。 この裏には必ず生気の虚損があり、 虚がゆえの症状であることが多い。 特に下焦の弱った生体は、 重りのかるい振り子がよく揺れるように その虚火が上にあばれるのです。 脈もまた然り。 緩や洪といった脈を呈した場合に 果たしてそれが邪実として簡単に捉えて良いかと いうことです。 その裏に何があるかということです。 臨床家は時間軸を前にも後ろにも自在に 行き来できなければならんと思います。 毎日学ばせて頂きます。

日本人と技術力

ふとテレビで報道ステーションを見ていると、 円高に負けない中小企業ということで ある会社が紹介されていました。 円高の時代をどう思うかという問いに、 自分には実体のない製品には 興味がないですねと答えてらっしゃいました。 そうだ そうだ! かっこいいぞ!! 日本はこれでいい。 世界と違う流れでもいい。 まね出来ない技術力を手にし得る 勤勉さがあるではないか。 なんで欧米のまねばかりせんでいい。 がんばれ日本! がんばれ技術力! 僕らも 技術力を徹底的に。 それでいこう。 周りはいいさ。 これで間違ってないんだなと感じました。 追求し続けようと改めて思いました。 昨晩、 フランス人の友人が 足を痛めて動けないということで、 鍼一本で寒い中、 大学の広場、屋外で施術しました。 それを 彼が非常にクールだと言ってくれました。 素直にうれしかったです。 異文化にも 技術力は通用するという確信。 頭にある言葉を並べて つなげただけの物で、 文章になっているか疑問ですが、 とりあえず 思っている事は、 生物で明日には書けないのでお許し下さい。 おやすみなさい。 寒いので お気をつけて。

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