マンスリーアーカイブ 3月 2008

天の声

いろいろな悩みがあり、 日々、眠れぬ夜が続いている。 昨夜も我が内では悶々と問答が繰り広げられ、 「もう、限界かなぁ。いろいろやりたい事が多すぎる。 大きなものを抱えながらオレの体自体がそれに付いていけない。 オレと言う入れ物にある時点でもう限界なのか。 このままではオレがオレ自身に食われてしまうぞ。」 と、自分に言っているのか、 天に対して訴えかけているのか。 そんなことを強く考え続けた。 そのとき、 ”名前を変えなさい。容れ物を変えてやる” との答えが聞こえた。 聞こえたのか。 もちろん僕の問い自体も声にして出るものでもないから、 そこにダイレクトに答えがあった。 自分の声か。 天の声か。 うーむ。名前なぁ。 1つの意思をそこに託し名づけること自体、 その存在を縛り付ける。 それ自体に僕は苦しんできた。 よって、 老子の曰く、物事を支配する流れそのものを現す ”玄”、”一”を大事にしてきたので、 「玄一とします。」と答えた。 林と玄一で 林玄一と。 本当はゆっくりと考えたいと言う優柔不断な意識も 僕の中にはなったのだが、 なにしろそういう大きなものと、つながっているという 感覚自体がとても貴重なもので、 本棚に言ってごちゃごちゃすること自体、 野暮ったく、機会も去ってしまう気がするので、 即席で出来た名ですが、 これを心の中で鍼を持つときには名乗らせていただこうと考えています。 自分の中に大きな流れがあって 天地にも同じ流れがある。 それが万物が気一元だということ。 不思議なこともあるもんだ。 いやいや、不思議なことの方が多いのだ。 我々人類は、小さな頭でその尻尾を追っかけまわしているに違いない。 うん、確かに名を名乗るのもいいことかもしれない。 昔の豪傑はすごいと思う。 自分のことを表現する、出来ること自体がすごいと思う。 多くの芸術家を見ても多くが、 己というもの表現に付いていけなく、自分に食われる。 耳を切り落とすものがいたり、自決するものがいたり。 自分も鍼に陶酔することはそれでよい。 しかし、自分の大きな意思を、一人の人間という小さな容れ物によってコントロール出来なくなることがある。 患者の治療でへろへろになってしまって、 自分と患者とどっちが病人か。 今回は、それをどうにかしてやるとの声をいただけたのでやってみようと思う。 ありがたい。 ”声”にはいつも助けられる。 変な話をしてすいません。 こういうことって僕には日常茶飯事的に起こります。 しかし、世間には一般論と特殊論がありますよね。 あまり書かないほうが良いのかなとも強く思います。 許されるなら書いていこうと思います。 しかし、不愉快なら仰って下さい。 書かずとも良いこともあろうかと思います。 人生とは、恐ろしくロマンチックで、恐ろしく残酷でシビアなもんだとしみじみ思います。 ドラマ以上の展開がよくもまあ、人生に起こるもんだと。 まあ、宿命なんでしょうね。 ”では、いったい自分の宿命はなんなんだと!” いや、 本当は自分でも解っているんですが、意地悪を言ってみました。 そう言いたくもなりますぜ。

頚椎神経根障害による左腕の痺れ(しびれ)、肩こりでお悩みのN.T様の体験談

頚椎神経根障害による左腕の痺れ(しびれ)、肩こりで お悩みのN.T様の鍼灸治療体験談はこちらに移動しました

{Q&A}腰痛、うつ病でお悩みの尾張宣隆さんからの御質問

大阪府豊中市在住  尾張 宣隆 様   職業 教員 東洋医学の世界では、健康な人はいない、と聞いた事があります。 では、何をもって健康とするのでしょうか。 WHOが提唱している文言にあるよう、心身の調和が大切なのはもっともですが。 また、西洋医学の治療(薬を飲む・検査をする等)とは、 どのように付きあっていけば良いのでしょうか。 個人的には、健康の位置づけとは、とにかく「ウツ」の気分なく、 一日が過すことができること。 西洋医学も併用し、良いとこどりをしているといったのが現状です。 一鍼堂より回答 西洋医学は病名をつけるための定義であり、 病気であるなしが明確に区別されますが 東洋医学では病気と健康の線引きを必要としません。 東洋医学とは正気の弱りと、そこにつけ込む邪のバランスを診ていくもので、 病気の本である邪気と、体を守る正気は常に相対的な関係にあります。 例えば、ここに正気の弱り、風邪を引きやすくなった方がいるとすると 風邪を引く前に先に正気の弱りを助けます。 これが第一の治療になります。 未病治という言葉は、 いまだ病にならざるものを治すべきであり、最重要だという教えです。 あえて言うならば、風邪の入りやすい この時点ですでに健康とは言えないのではないでしょうか。 (もちろん病院検査などでは出ない状況です。 しかし、体を拝見すると肺ュという経穴が開いていて外邪が侵入しやすく なっていたりします。これはプロが触ればきちんとわかります。) ここで、風邪が入ってから対策を練っては遅いのです。 病院では、風邪を引いた時から治療に入り、 風邪が抜ければそれで良しと考えるのでしょうが (だからこそ大半の西洋医学は強い薬を使い続け、 そのため抵抗力が落ちることに責任を負ってくれません。 結果強い薬こそ重宝されます。) 東洋医学ではそのように考えません。 常に受け手の生気状況を主役に置きます。 ここでは、風邪が抜ければ、今後は、風邪が入らないように 正気を固めていくこと自体が治療になるのです。 病名がついたから病気ではなく、 何でも病名をつけ、 カテゴリーに分け病気を診て人を診ないのが現代の悪い癖ですね。 健康とは正気がよく体を守り、 邪に侵されていない状況こそを言うのかもしれませんね。 また、心身の状態も体の五臓への状態が反映されるものです。 心と身は互いにリンクされた関係になります。 回答、下書き。 めちゃくちゃ汚いですが。

鍼医と鍼師 

ウィキペディアに以下のようにありました。 ”鍼医(はりい)は、鍼を使って治療行為を行う職業 およびその職業に従事する人のことである。 現在ははり師または鍼灸師と呼ばれるが、 江戸以前から第2次世界大戦後まではこの名前で呼ばれ、 現在も年配の人の中には、鍼灸師に対して親しみを込めて「鍼医さん」と呼ぶ人がいる。 本来は、治療に使う鍼を制作する人のことを「鍼師(はりし)」といい、 治療をする人は鍼医であった。 しかし、戦後施行されたあん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で、 鍼灸師やマッサージ師が看板や広告などに、 医師と紛らわしい表記を禁じたため、現在では死語になりつつある。 ” ここまで具体的な内容は知りませんでした。 目からウロコでした。 話が変わりますが、 今日はリウマチの患者の治療で陰陵泉を置針にて そこそこ効があったものの、 未だ違和感が残るため、 即刺即抜に置き換えたところ著効ありて 改めて、一つ一つの鍼の置き方、操作によって大きく 効果の変わることを再確認しました。 気機の流れの早いものに対して馬鹿正直に置針しては 逆に悪化させてしまい、 その場合は早めの手技がとくに有効であることがよくあります。 あまり言われませんが、 実は臨床上、重要なことです。 補法のつもりが写法に 写法のつもりが補法になっていること、あります。 注意です。

恐妻

引越し大好きな私は、 現在は箕面の坊島と言う所に住んでいる。 ここが、非常に寒い。 道は凍るは、車の上に雪がこんもり積もるは。 しかし、妻も私もとてもとても気に入っています。 ここ、箕面。 なんといっても大阪から近いのに四季折々が楽しめます。 箕面はお薦めです! 話は変わって、マイホーム(賃貸ですが。) 1つ悩み事があります。 それは、私の書斎もやはり、とても寒いということ。 実は暖房がありません。 もう凍えそうです。 寒くて寒くて仕方がないのですが、 辛抱しているうちにもうすぐ春が近づき、 もう1ヶ月ほどなら。と、また辛抱してしまう。 今年の冬も暖房購入のタイミングをすっかり逃してしまった。 そんな理由で、普段、 リビングで仕事なり勉強なりをしている。 これがまた、効率悪いことこの上なし。 決まって仕事中、妻から 「ご飯やから片付けーやー」 との声がかかります。 私:「へいへーい」 しばらくして 妻:「いい加減にしーやー」 私:「はい。あと5分だけー。」 10分ぐらい経過して、妻がご飯をもってくる。 この段階に入ると、 妻は無言。 それでも仕事を続けると、 頭をバチーンとおもいっきり叩かれる。 「勝手に一人で食えや!」 と怒られる。 関西弁で言うとしばかれる。 かつてはフライパンを投げられたこともあります。 仕事中も妻は容赦なく私に質問を浴びせます。 それもびっくりするぐらいどうでもいい質問を。 テレビを見ながら 妻:「ねーねー、このジューシーハンバーグめっちゃうまそうちゃう? なーなー、どう思う。」 無視すると、 「聞いてんのか!!!」 といきなり怒られる。 本気で。 暖房の風向きを妻が調整していて 私の頭にピロピロ当たるのが煩わしく、 風向きを変えるだけで喧嘩が勃発。 毎日毎日、このような喧嘩の繰り返し笑 非常に効率が悪いので、 早く暖房を買います。 リビングで仕事はもうこりごり。 なんといっても妻は恐い。 空気を読めない。 読んでくれない。 でも おいしいご飯は毎日とてもありがたいです。  口は悪いけどなんやかんや言って支えてくれる 我が恐妻に感謝していないこともないです。 出来れば家でもう少し優しくしてください。 明日は東京へ出張です。 恐怖の5時起きです。

背中の痛みでお悩みのT.T様の体験談

背中の痛みでお悩みのT.T様 の鍼灸治療体験談はこちらに移動しました

熱性の風引きさんが増えています。 ~春温~

春は植物も芽吹き、 気が上へ上へと上がる季節です。 また、人においてこれが勝つと、 気が頭に集まりすぎて、 躁状態になりやすく、 体調を崩しやすくなります。 ここ数日で、 肝気が昂ぶり、 内熱をこもらした状況で、 寒かった気温が急にポッと上がると、 温邪が上述の内熱を拠り所として進入し、 温病症状を呈する患者が急に増えてきています。 普段は、温邪をさばくのみで効果があがるものも、 この温邪は、それだけではなく、 過剰な肝気の張りを払ってやり、内熱を同時にアプローチすることで、 大分対処しやすくなっています。 まずは邪の拠り所となる肝気が昂ぶらないように 患者によく注意を促すことが重要のようです。 本日は 専門家向けの少し難しい内容になってしまいました。

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