下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強中でまだまだ至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


▽

小堀です。
順番がかなり前後してしまうのですが
目に留まる箇所があり、
今日はこちらを学んでいこうと思います。

黄帝曰、余聞十二経脉、以応十二経水者、
其五色各異、清濁不同、人之血気若一、応之奈何。
岐伯曰、人之血気、苟能若一、則天下為一矣、悪有乱者乎。
黄帝曰、余問一人、非問天下之衆。
岐伯曰、夫一人者、亦有乱気、天下之衆、亦有乱人、其合為一耳。
黄帝曰、願聞人気之清濁。
岐伯曰、受穀者濁、受気者清。清者注陰、濁者注陽。
濁而清者、上出于咽、清而濁者、則下行。清濁相干、命曰乱気。
黄帝曰、夫陰清而陽濁、濁者有清、清者有濁、清濁別之奈何。
岐伯曰、気之大別、清者上注于肺、濁者下走于胃。
胃之清気、上出于口。肺之濁気、下注于経、内積于海。
黄帝曰、諸陽皆濁、何陽獨甚乎。
岐伯曰、手太陽獨受陽之濁、手太陰獨受陰之清。
其清者上走空竅、其濁者下行諸経。諸陰皆清、足太陰獨受其濁。
黄帝曰、治之奈何。
岐伯曰、清者其気滑、濁者其氣濇。此気之常也。
故刺陰者、深而留之、刺陽者、淺而疾之。
清濁相干者、以數調之也。

≪提要≫
一人の人の身体にも気の乱れがあり、
多数の人の中にも乱を起こす人が居る。
その原理は同じことである。

人が取り込んだ清気は陰の領域に注ぎ込み
水穀の濁気は陽の領域に運ばれる。
水穀の濁気の中の清気は咽喉に上昇し、
清気の中の濁気は下降していく。

清気と濁気が交じり合うと異常がおこり乱気となる。

清気はまず上って肺に注ぐ。
濁気はまず下って胃腑に走行する。
胃腑の濁気が変化して生じた清気はまた口に上昇する。

肺臓の清気が変化して生じた濁気は、
また下って経脈に注ぎ、気海に集まる。
手の太陽経は陽経の濁気を最も受けており、
陰経は全て清気に満ちているが、
足の太陰経だけは陰経の濁気をうけている。
これは清中の濁である。

★清気(中医基本用語辞典より抜粋)
①水穀の精微の気の、軽く清らかな部分。
上昇して肺に注ぎ、心肺の気化作用によって
全身の臓腑や各組織に輸布され、栄養を与える。
②肺が吸入した自然界のさわやかな大気のこと。

★濁気(中医基本用語辞典より抜粋)
①水穀の精微の気の、濃く濁った部分のこと。
②人体がだす汚濁の気。
③飲食物の栄養の濃厚な部分。


参考文献:
『現代語訳黄帝内経霊枢』
『中医基本用語辞典』東洋学術出版社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

小堀

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