下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


八重桜
八重桜

こんにちは、小堀です。
お花見したいなーとのんびりしていたら、
遅咲きの八重桜がもう咲き始めていました(^^)

今日は、問診について書いていきます。
東洋医学では望・聞・問・切の四診により、総合的に診断をしていきます。

その中のひとつ問診とは、患者や家族に、
自覚症状・疾病の発生と経過・生活習慣・体質・既往歴・家族歴などを
聞いていく重要な診断方法です。
主訴とは一見関係ないようなことも含むのは、
主訴がどういった内因・外因などの原因から現状に至るまでを診断材料とするもので、
西洋医学の問診とは多少異なります。
張景岳は問診を「診病の要領、臨床の首務」と説き、
素問・三部九候論では
「必ずそのはじめに病む所と今方に病む所を審問し、
しかる後におのおのその脈を切循す」とあります。

主な内容を書いていきます。

《寒熱を問う》
寒熱とは、悪風寒と悪熱である。
寒熱が同時にあるのか、どちらか単独なのか、特徴や時間帯、持続時間や兼症を問う。
悪寒と発熱の発生は、主に病邪の性質と身体の陰陽盛衰の両要素により決まってくる。
寒邪は悪寒をまねき、熱邪は悪熱をまねく。
また、陽盛だと発熱し、陰盛だと悪寒する。

・悪寒:暖をとっても寒気を感じる
・悪風:軽度の寒気があり風にあたると増強するもの
・畏寒:暖をとると緩解するもの
・但寒不熱:寒気はするが発熱はない
・但熱不寒:発熱はあるが悪寒はない
・壮熱:高熱が続き、悪熱して悪寒のないもの
・潮熱:潮が満ちるように一定の時間に生じる発熱のこと
①日晡潮熱・・午後3時〜午後5時頃、夕方に発熱が強くなるもの
②陰虚発熱・・午後または夜間に発熱が強くなるもの
③湿温潮熱・・午後になると熱が強く、身熱不揚のもの
・寒熱往来:悪寒と発熱が交互に出現するもの
・微熱:正常な体温よりやや高いもの


参考文献:
『中医学の基礎』東洋学術出版社
『東洋医学概論』医道の日本社
『基礎中医学』燎原
『中医診断と治療』燎原

※画像や文献に関して、
ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

小堀

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