どうも、新川です。

曲直瀬道三の著書『切紙』に、
「五十七箇條」があり、
冒頭に「醫工宜慎持之法」とあるように、
医師の心得から実際に患者を診察する法が記載されております。

一、慈仁
から始まるわけですが、
その後は
一、察脉證而可定病名事
一、必先可察患者旨信與惰猜也・・・
など実際の臨床の場面を想定した流れで条文が続きます。

その中で
一、不執一識矣
があり、
解釈として
判断や決断を一瞬で迫られる局面でも
一つのやり方に固執することや、
一方面からだけの見立てとならないように注意すべしということ
でしょうか。


《参考URL》
『切紙 2巻』京都大学附属図書館 Main Library, Kyoto University
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00002008

※アイキャッチ画像に使用させて頂きました。

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