下積み修行中の宮村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。



修行生の宮村です。
所用で近くまでいったのでお参りがてら、
大阪天満宮にいってきました。
境内では古物市が行われていました。
どこぞの蔵をひっくり返した様に色々なものがあって
目移りしてしまいました。


前回に引き続き気血弁証を紹介します。
今回は血病弁証の血瘀証について勉強した内容を書いていきます。

血液は生成されたあと経脈の中を絶えず周り、
全身を栄養し生体の機能を正常に保ち、
各臓腑組織が成長するための原料を供給する。
血の循環は心が担当し、
血の生成と統括は脾が担当し、
血の貯蔵と流通量は肝が担当する。
そのため血病病機は心・脾・肝の
三蔵の働きと切り離すことはできない。
また血は気とも関係が深く、
気が血を統率し、気が巡れば血が巡り、
気が止まれば血も流通しなくなる。
そして血は津液に運ばれて循環するので、
津液が消耗すれば血も流通しなくなる。
したがって血の病変は気津の影響を強く受ける。

血瘀証
血瘀とは血液の循環がうまくいかず、
血液が凝結瘀滞したり、
経絡から溢れ出た血液が体内に蓄積するという病理変化である。
例えば転倒による損傷、
各種出血、情志の内傷、外邪の侵入、津液の消耗、
長期に渡る疾患のため正気の虚などの要因があれば、
いずれも血瘀が発生する。
そして瘀積部位によって様々な病変や症状が現れる。

【血瘀証で良く見られる症状】
・疼痛
疼痛部位が一定した針で刺したような刺痛。
血液循環が鬱滞したりすれば
血液が通じないので疼痛が起きる。
触ると増悪したり腫脹を伴ったりする。

・咳喘
瘀血が気道を塞げば気機の出入りを邪魔するので、
気が塞がって咳や喘息がでる。
また悪化して肺脈を閉ざせば、
痰が生じる。

・心悸怔忡
瘀血が心脈を鬱滞させれば心が栄養されず
恐れや不安を伴う強い動悸が発生する。

・健忘
瘀血が血脈の通りを悪くすれば、
心神が栄養できず健忘になる。

・黄疸
肝胆の血脈が瘀滞すれば、
疏泄機能が失われ、
胆汁が溢れ出して黄疸になる。

その他にも顔色が黒ずみ、唇や爪がチアノーゼになる。
皮膚は青紫色を帯びたり黒ずんだりする。
月経の出血が少なく血塊をともなうなどの症状がでる。
舌質紫暗、脈濇をていする。


参考文献:
『東洋医学概論』 医道の日本社
『針灸学 基礎編』  東洋学術出版
『中医病因病機学』  東洋学術出版

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

宮村

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