一羽の白鳥
一羽の白鳥が… 
力強く羽ばたいた!
力強く羽ばたいた!


下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。

勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


修行生の大原です。
先日、学校で進級試験がありました。
2年生から3年生へ進級するための試験で、
実技や口頭試問などが行われました。
学内の先生方が一同に会し、
緊張感のある雰囲気でしたが
結果は無事に合格!
これで一息つけると思いきや
まもなく後期試験が行われますので、
試験勉強の毎日が続きます。
頑張ります。

さて、淋証(りんしょう)とは、
排尿が頻繁・少量・困難で、
刺痛・残尿感・少腹の
締め付けられるような痛みが
あらわれる病症をいいます。

淋証の病機を以下にまとめます。

●膀胱湿熱
油っぽいものや辛いもの、
甘いものの過度の摂取や
飲酒過多によって湿熱が形成され、
膀胱に注がれる。
または陰部が不潔であると
邪気が膀胱に侵入することでおこる。

排尿時、灼熱感・刺痛を
伴うものは熱淋である。
尿が熱によって濃縮され、
尿中の物質が砂・石状になるものは「石淋」である。
尿中に脂肪が混じり、尿が脂状を
呈するものは「膏淋」である。

●脾腎虧虚
淋証が長期化したことで、
湿熱によって正気が損傷されるか、
高齢、慢性病によって
身体が虚弱になる・過労・不摂生などによる。
脾虚は中気下陥を引き起こし、
腎虚は腎気不固を招くことから、
尿が切れることなく滴る。

疲労時に発生するものを「労淋」、
中気不足で気虚になり発症するものを「気淋」(虚証)、
腎気不固で油液を制約できず
尿液が白濁するものを「膏淋」(上述)、
腎虚により虚火が血絡を損傷し、
尿に血が混入するものを「血淋」という。

●肝鬱気滞
悩みや怒りで肝が損傷されて気滞を生じ、
気が鬱して火に転化したり、
または気と火が下焦に鬱し
膀胱の気化機能を妨げると排尿困難となる。
これは「気淋」でも実証に属する。

以上のように、淋証の原因は、
湿熱が下焦に集まって
膀胱の気化を妨げたり、
気虚による下焦の固摂機能の失調といえます。

淋証を生じる原因によって、
石状や脂状など発生する形態が変わります。
東洋医学の病名は、その名前から
病の原因や状態が連想できるところが
面白いですね。


参考文献:
『中医内科学』 東洋学術出版社
『中医病因病機学』 東洋学術出版社
『基礎中医学』 燎原

*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。

大原

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