下積み修行中の冠木のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。



こんにちは、冠木です。
とある町にて撮影。
なんだか、懐かしい気持ちになれる場所でした☆


散寒薬
温性・熱性を結うし裏寒を削除する薬物。
散寒薬は辛散温通して陰寒を消散し、
主に心・脾・腎の三経に入り、温裏・散寒・温経・止痛などの効能をあらわす。
裏寒は大きく2種類に分かれる。

①寒邪が内侵して陽気を困阻するもので
嘔吐・下痢・胸腹冷痛など
②心腎虚衰による陰寒内生で、
寒がる・汗が出る・呼気が冷たいなど


附子

 

附子
附子

[性味] 大辛・大熱・有毒
[帰経] 十二経
[効能と応用]
①回陽救逆
●陽気衰微の陰寒内盛あるいは大量の発汗・激しい下痢などによる
亡陽虚脱で、顔面蒼白・チアノーゼ・四肢の冷え
☆白通湯
四逆湯から附子・乾姜の辛烈を緩和する甘草を除いて回陽救逆の効果をつよめ、
上下の陽気を急通する葱白を加えて陽気を引き戻す。

【白通湯証】
少陰病虚寒証の下痢腹痛は、通常四逆湯を用いるが
少陰病で下痢し、脈微にして沈のものは、
寒邪が直中して陰性抑陽となって陽気が暴虚し動きがとれなくなっているため、
内を固めることや、脈に通じるとができず
一般の寒証よりも、さらに重い状態にある。
鬱滞されている陽気を疎通するので「白通湯」と命名されている。

●陽衰の衛表不固で自汗が止まらないとき

●大出血による亡陽虚脱
☆参附湯


②補陽益火
●腎陽虚の腰や膝がだるく無力・四肢の冷え・寒がるなど
☆右帰丸(右帰飲の加減方)
[効能] 温補真陽・塡精補血

*右帰飲
[効能] 温補真陽
[主治] 命門火衰
元気がない・疲れやすい・腰や膝がだるい・四肢の冷えなど
[病機] 命門の陽である真陽が衰微した状態
人体の生命の本源である命門の陽の不足による全身的な虚寒の症候。
命門は腎間に位置するので腎陽不足の症候が主体となっているが、
腎一臓にとどまらず全身の様々な陽虚の症候がみられる。

●脾腎陽虚の腹が冷えて痛む・泥状〜水様便
☆附子理中湯


③温陽利水
●腎陽虚による肢体の浮腫・腰痛・腰が重だるい
☆真武湯
[効能] 温陽利水
[主治]
⑴腎陽虚・水気内停
尿量減少・排尿困難・四肢が重だるい・下痢・肢体の浮腫
⑵過汗傷陽・水気内動
表証を過度に発汗させ、発熱・心窩部の動悸・眩暈
[病機]
腎陽虚になり水気が内停した状態

●脾陽虚による肢体の浮腫・腹部脹満感・泥状便
☆実脾飲
[効能] 温陽健脾・行気利水
[主治] 陽虚水腫
浮腫・胸腹部が張って苦しい・食欲不振など
[病機]
脾腎陽虚で運湿・化気ができずに水気が内停した状態で、気滞が顕著なのが特徴である。


④散寒止痛
●風寒湿痺の関節の疼痛・しびれ感・冷え
☆甘草附子湯

●陽虚の風寒表証で、悪寒・発熱があるにもかかわらず脈が沈のとき
☆麻黄附子細辛湯
[効能] 助陽解表
[主治] 陽虚・風寒表証
悪寒・発熱・無汗・眠い・横になりたがる
[病機]
陽虚の体質の者が風寒を感受し、邪が虚に乗して太陽と少陰を侵犯した状態である。

【麻黄附子細辛湯証】
少陰病で「反って発熱し、
脈沈の者」は太陽少陰表裏がともに病んでいる「両感」証である。
老人、虚弱な人によく見られるが、
陽気が不足していて外に対する防衛が無力であるために
寒邪を感受すると表裏がともに病むのである。
寒邪に侵入されたばかりの時は、
麻黄附子細辛湯を使えば良い。


【注意・禁忌】
辛熱燥裂であるから、陰盛陽衰でなければ服用してはならず、
陰虚内熱・妊婦には禁忌である。


参考文献:
『中国傷寒論解説』
『傷寒論を読もう』
『中医臨床のための方剤学』
『中医臨床のための中薬学』 東洋学術出版社

※画像や文献に関して、
ご興味がおありの方は 是非参考文献を読んでみて下さい。

冠木

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