(ぎゃく、おこり):マラリア、または、マラリア様の寒熱往来の症状をいう。

「瘧」の記述は
黄帝内経にも多く見受けられ、
例えば霊枢経脈篇の太陽膀胱経における
いわゆる是動病の記述では

是主筋所生病者、痔、、狂、癲疾、頭顖項痛、
目黄、涙出、鼽衄、項背腰尻膕踹脚皆痛、小指不用。

とある。

「瘧」=「マラリア」という意味で解釈することが多いが、
古文書において「瘧」の記述は多く見受けられるにも関わらず、
実際には、マラリアの感染が頻繁に起こっているという印象は小さい。
すなわち、「瘧」=「マラリア」という解釈は不適当で、
広く「寒熱往来」の意味としてとらえるべきではないだろうか。

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