<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

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四診の一つである脈診。
基本は撓骨動脈拍動部で診る脈診が
主だと思いますが、
『素問』や『霊枢』では
頚動脈拍動部で診る人迎脈について
記載されています。
ただこの脈診を診断に用いているのを
見ることはほぼないと思います。

『素問』であれば六節蔵象論篇に
「人迎一盛病在少陽、二盛病在太陽、・・・」と、
人迎の脈拍で病の所在を知ることが書かれ、
『霊枢』の終始篇では
「持其脈口人迎、以知陰陽有余不足、平与不平」と、
脈口と人迎で陰陽の有余不足を知り、
禁服篇には
「寸口主中、人迎主外」
寸口は中(五臓?)で人迎は外(六腑)を診ると
書かれています。

ただ時代が進むにつれ
臨床的には寸口だけで診れることがわかったのか?
それとも何か文化的な面からみれなくなったのか?
理由は不明ですが、
書物、臨床の場からも見れなくなりました。

で、なぜこの話を出したがですが、
脈診の”胃の気”ですが、
正直 脈状はわかるが
これで”胃の気”がわかったと言えるのか。
個人的には全く別の物だと感じています。
そこで人迎脈をみてはどうかな?
と思うわけです。
『素問』にも
「胃脈」と書かれておりますし。

ただここで重要なのは
この「胃脈」が
経脈としてだけの胃脈なのか、
”胃の気”を含んだものなのか。

検証していくのも面白いなと感じます。

下野

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