こんにちは下野です。
では『五十二病方』の記事に参ります。
前回に引き続き、傷痙に関してです。


【原文】
一熨寒汗出、汗出多,能屈伸、止。
熨時及已熨四日内、●衣、毋見風、過四日自適。
熨先食後食次。毋禁、毋時。●令。


前回は傷口から風が入り、
体が硬直して痙攣を起こした場合の治療法で、
今回はその続きであります。

内容としては、
(冷えを取るために用いた炒り塩を入れた布が)
冷えてきた頃には汗が出始め、
汗が出て筋肉が屈伸出来るようになれば治療は
そこで終えよ。
ただ布で温めている時と治療後四日間は
●衣、風に当たっては良くない。
四日過ぎた頃には癒えるだろう。
治療の食前、食後は好きにし、
禁忌や時期は特にない。良方。


凧揚げ
凧揚げ

<参考文献>
『馬王堆出土文献訳注叢書 五十二病方』東方書店

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

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