<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

ページを作りました。
来院される皆様に関係する内容となりますのでご確認下さい
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生き物には皆 感情があり、
感情によって様々な表現がなされます。
「喜怒哀楽」という四字熟語がありますが、
東洋医学ではさらに3つ足して
喜・怒・憂・思・悲・恐・驚という
七情という精神活動があるぞといっており、
東洋医学ではこれらの感情は
五臓によって統括されていると考えられております。
感情は五臓が管理しているわけなので、
五臓がしっかり働いていれば、
精神状態も安定して過ごせるわけですが、
五臓がエラーを起こすと感情も変化してきます。
また、五臓が正常であっても
長期間に渡り感情(怒りや悲しみや悩みやその他)が続く状況や、
突然強い刺激を受けたりすると
五臓に影響を与え、機能失調を引き起こして
疾病が発生してしまいます。
これを七情内傷といいます。

怒ったり、憂いたり、悲しんだり、恐がる
といった感情が続くのは体に良くないなと
何となくイメージがつくと思いますが、
「喜ぶ」という一見ポジティブな感情も度が過ぎると
体に害を及ぼすぞと古典で言っています。
例えば、翌日のイベント(旅行でも遠足でもデートでも何でも可)が
楽しみ過ぎて(喜び過ぎて)興奮して眠れないといった状態は
皆さんも一度は経験があるかと思いますが、
もともと心が弱い人が過度に喜ぶと、
心臓発作を起こしてしまうといった現象も起こり得ます。

こういった精神状態と体調は密接に関係している点を
『黄帝内経 素問』陰陽応象大論篇で語っています。
先に出た喜であれば、“喜傷心”と言っており、
他にも“怒傷肝” “思傷脾” “憂傷肺” “恐傷腎”
というように、精神状態が大過すると各々五臓を傷るわけであります。

以前、下野先生の記事にもありましたが
(「なぜ、わかるのですか?」
https://www.1sshindo.com/blog/zenith15173/ 参照)
精神状態と五臓が比例するわけですから性格にも反映されます。
体を診ていくことで、その患者さんの性格が大体分かる
というのも鍼灸師の仕事をしていて面白いところであります☆

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