こんにちは、為沢です。
前回まで気の概要についてお話しました。
今回は経絡・経穴についての解説をします。

前回お話した気というものは
全身を汲まなく巡って体を栄養したり守ったりしているのですが、
血管に血液が流れるように、
気にも流れるルートが存在しております。
一鍼堂の患者さんなら、待合室で椅子の後ろに
額縁に飾られてある図を見たことあると思いますが、
あれは経絡図と言って、気の走行・経絡を表した図であります。
↓に経絡をまとめてある図を載せますね。

『鍼灸大成』より
『鍼灸大成』より

一見、ちょっと怖い図に見えますね(笑)
経絡の走行が全身を網羅していることが見て取れます。
この経絡は電車でいうと線路のようなもので、
その線路上にある駅を経穴と言います。いわゆる「ツボ」です。

経絡は全身を走行していますが、
一筆書きのように繋がっているかと言えば
そうでもありません。
電車の路線図を想像してもらうと分かりやすいでしょうか?
(著作権の関係上 路線図の掲載ができません!すみません)
南北を縦走している線路があれば、
東西を横断している線路もあり、
目的により駅で乗り換えたりしますが、
経絡も同じように経穴を交いして
違う経絡と経絡が繋がり全身を網羅しております。
この経絡図でいうと「────」が経絡で、
「─〇─」の〇の部分が経穴です。

西洋医学でいう血管やリンパ管、神経の走行とは違い、
経絡経穴というものが存在することを
このように古人は書物に残しています。

興味のある患者さんは待合室の経絡図見てみて下さい。
手が空いている治療家がいればその場で解説致します(笑)

為沢

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