どうも、新川です。

前回の
【医家】葛洪 其ノ六 の続きです。

今までの記事はこちら
【医家】葛洪 其ノ一
【医家】葛洪 其ノ二
【医家】葛洪 其ノ三
【医家】葛洪 其ノ四
【医家】葛洪 其ノ五
【医家】葛洪 其ノ六

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内丹とは
外丹は、
沪鼎(ロテイ)といわれる器の中で
黄金や丹砂(硫化水銀)などを
熱したり混ぜ合わせたりすることで
不老不死の妙薬をつくり出す。
一方、内丹は、
自分の体を器とし、
精・気・神を素材として
不死の身体を作り出すことをいう。

精・気・神は三宝ともいわれ、
先天と後天の区別がある。

内丹で重要とされるのは先天のもので、
先天の精:先天の至精、誕生する以前に根ざすもの
先天の気:誕生の前から潜在し、呼吸の気を支配
先天の神:いっさいの雑念妄想を去った本源的な人間の性
と解釈される。

続く

 


参考文献:
『中医基本用語辞典』   東洋学術出版社
『岩波講座 東洋思想 中国宗教思想1』
『岩波講座 東洋思想 中国宗教思想2』 岩波書店
『道教の美術』 読売新聞社
『中国人の宗教・道教とは何か』 PHP新書
『道教とはなにか』 中公叢書

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

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