<近日開催予定のイベント情報>
9月1日(日)に学生向け勉強会を開催します。
詳しくはこちら→https://www.1sshindo.com/blog/zenith18896/


どうも、新川です。

永平寺の山門前
永平寺の山門前

あまりに美しいので、
今回も永平寺にて撮影した1枚です。

庭には一面の美しい苔が生え、
瑞々しい空気が周りを包みます。

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さて、
ここからが本題です。
今回から
尉繚子「兵談」篇の続きです。


【兵談】


統率というものは、
大地の底よりも奥深く、
天空の高みよりも探り難く、けっして固定した形を見せぬものだ。
したがって、いったん兵を起こせば、大事においてはよく大に、
小事においてはよく小に、
千変万化してとどまることがない。
しかしながら、平時においては、法令禁制を明確にし、
人民を愛護し、耕地の開発を奨励することだ。
国土が広く開発がゆきとどいていれば、
国は豊かになり、人口が多く法制がととのっていれば、政治は安定する。
国が豊かで政治が安定していさえすれば、
あえて武力に訴えずとも、
天下の諸国はその勢威に服従するであろう。


故曰、兵勝于朝廷。

故に曰く、
兵は朝廷に勝つ、と。

→戦の勝敗を決定するものは政治である

続く


参考文献:
『孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略 』 徳間書店
『孫子・呉子』 プレジデント社
『老子』 岩波文庫

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

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