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黄耆
黄耆

張仲景の古医書『傷寒論』の解説です。

今回の傷寒論は弁少陰病脈証并治 三百二十二章。
この証では、少陰病の急下証の第三について詳しく述べております。


三百二十二章

少陰病、六七日、
腹脹不大便者、急下之、宜大承氣湯。二十一。

和訓:
少陰病、六七日、腹脹り大便せざるものは、急いで之を下せ。
大承気湯に宜し。二十一。


少陰病、六七日腹脹、不大便者、急下之、宜大承氣湯
少陰病で数日経過しているのに、
自下痢とならないのは虚寒の程度が甚だしくなく、
陽気が回復しているからである。
しかし、6〜7日経過しても治癒せず、
邪気が深く入ったもので、
もし清穀下痢が見られず反って
「腹脹し、大便せず」が見られるものは、
少陰邪熱が陽明に還ったものであることを物語っている。
これは少陰本気が熱化して激しくなって
真陰が耗傷し、臓邪が腑に還って
陽明に熱入して燥実となったのである。

真陰が虚渇している時に燥熱が激しくなり、
亡陰の危証に至らせたのであるから、
大承気湯をすぐに用いて燥熱を下し、
陰を守っていかなければならない。

大承気湯
こちらを参照→【古医書】傷寒論: 弁陽明病脈証并治 二百三十八章・二百三十九章

提要:
少陰病の急下証の第三について。

『現代語訳 宋本傷寒論』訳を使用:
少陰病に罹って、六七日が経ち、
腹部が膨満して大便が出ない場合は、
急いで攻下して瀉熱存陰をはからねばならず、
これには大承気湯を用いるのがよい。第二十一法。


参考文献:
『現代語訳 宋本傷寒論』
『中国傷寒論解説』
『傷寒論を読もう』
『中医基本用語辞典』   東洋学術出版社
『傷寒論演習』
『傷寒論鍼灸配穴選注』 緑書房
『増補 傷寒論真髄』  績文堂
『中医臨床家のための中薬学』
『中医臨床家のための方剤学』 医歯薬出版株式会社

生薬イメージ画像:為沢 画

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

為沢

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