宮村です。
今回は臓腑弁証の肝・胆病弁証の
胆胃不和について勉強した内容を書いていきます。

胆胃不和
胆は肝と表裏の関係にあるため、
両者は生理的にも病理的にも密接に関わりあい、
同時に発病することも少なくない。

例えば肝鬱から胆の鬱になり、
肝が熱すれば胆も熱するので、
胆胃不和には肝胃不和が含まれることが多い。
原因としては通常、肝胆気滞と肝胆熱鬱があり、

肝胆気滞の場合には肝気不疏・胆気不疏のために
胃気の下降機能が失われて
上逆・嘔吐・胸脘満悶・両脇の遊走痛・げっぷ
脈弦などの症状が現れる。

肝胆熱欝の場合には
肝胆の熱が上逆して胃を犯し、
肝胆の鬱熱と鬱火が燻蒸して
胃気の和降を失調させて
胃液も火熱によって焼かれて欠乏するので
干嘔・胸悶・舌赤少苔などの症状が現れる。


参考文献:
『東洋医学概論』 医道の日本社
『針灸学 基礎編』  東洋学術出版
『中医病因病機学』  東洋学術出版

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

宮村

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