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そして心の半分は東北を想ってがんばります!!

一鍼堂一同


呉茱茰湯の證

呉茱茰湯
呉茱茰湯
図の如き、即ち呉茱茰湯の證なり。
余、此の證を得ざること久し苦心刻意して、
近頃漸く審らかにすることを得たり。門人、
東民と共に論ず。東民も亦、苦心すること多年。
時に此の證を患うる者、両三人に遇えり。因って、
共に単思して、始めて此の證を理解(がてん)することをえたり
柴胡を用いて治せざるもの、間この證あり。
何となれば、胸脇苦満して嘔巳まざるものなればなり。
然れども、胸脇苦満して嘔するものは、柴胡を用いて愈ゆ
柴胡の證にして、唯だ、胸満するもの、
是れ呉茱茰湯の證なり。其の胸満するに、二證あり。
現われて胸満するあり、其の現われざる者、
これを按ずるに実中に一点の空所もなし。是れ即ち、
此方の證なり。其の余、猶お数多あり。
食せんとして嘔するものあり、
手足厥冷・煩燥吐利して死せんと浴するものあり、
乾嘔・喘沫・頭痛するものあり。又、
嘔して胸満するものあり、この四證要するに、
胸脇苦満 ・心下痞硬して嘔するを準拠とすべし。
柴胡の證の大略かくの如し。然れども、

痞硬に至りては、呉茱茰の證を大なりとす。

画像:
『腹証奇覧 正編2巻』
京都大学貴重資料デジタルアーカイブより
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00004913

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