マンスリーアーカイブ 2月 2011

バレンタインでした。

いろいろな方からチョコを頂きました。 手作りのものから高価なもの。 そうでないもの。 絵や手紙付きのもの。 グロテスクだが味はいいもの(笑) まさに十人十色。 あまり人のためという感じでやっているつもりはなく、 ただ 毎日目の前の問題に一生懸命あたっておりますが、 そういった行為一つ一つが一人一人の人生に 少なからず影響力を及ぼしているんだなと 感じます。 あまり意識すると肩に力が入るので しないようにしてますが(笑) 今回頂いた おチョコ様、大事に致します。 ありがとうございます。

前腕の痛み:大阪府豊中市のH.Nさま

前腕の痛みでお悩みの 大阪府豊中市のH.Nさま(担当鍼灸師:新川) 症状改善され、ご卒業して頂きました。 スイミングスクールの インストラクターを されていらっしゃる患者さまです。 職業柄、ご不便を感じ易いであろう症状でしたので、 初診時の治療で全快されたと御伺いし、 私共も嬉しく感じております! 御卒業おめでとうございます! ※難病や慢性疾患の方は 症状が好転しても継続して 定期的に治療させて頂く事が多く なかなか卒業という報告が出来ませんが、 ここでは比較的、短期の治療で完治したものや、 治療する必要の無くなったものの一部を卒業報告させて頂きます。 紹介させて頂く以外にも様々病気を診ておりますので どのような病気でもご依頼下さい。 治療家一同、全力であたらせて頂きます。

望診 No.7 皮膚

こんにちは、為沢です。 最近温かくなったり、寒が戻ったり 季節の変わり目を肌で感じる今日この頃です。 先日、日本橋や難波の古本屋へ行きました。 鍼灸関連の本は少なくあまり収穫は無かったのですが、 ミナミ方面はあまり出向かないため良い刺激を受けました。 特に日本橋(秋葉原のような電気店街)は メイドが客引きしてたり、レアなCDを販売している店があったり 懐かしいファミコンを取り扱っている店があったり。 目的外になりましたが、なかなか良い気分転換になりました。 今度メイド喫茶で勉強でもしてみようかな(笑) 冗談です。はい。 では、今回は望診 No.7 皮膚を御紹介致します。 ・皮膚 皮膚は一身の表で 身体を保護し、衛気が循行し内は肺と相合しています。 外邪の侵犯によって直接影響を受けるほか、 臓腑の病変も経絡を通じて皮膚面に反映されます。 皮膚が乾燥して艶を失うものは 精血の不足、津液の損傷によるものであり、 皮膚が魚鱗のようにカサカサしたものは 気滞血瘀、瘀血によるものが多く 逆に、顔や手足が浮腫むものは 水湿氾濫あるいは気虚による水湿の停滞からであります。 外感熱病により熱分が営分、血分に侵入した場合に よくみられる皮膚症状に「斑疹」というものがあります。 その特色は、 色が赤く大きな片状をなし、 手でさすっても手に当たらないものを「斑」といい、 色が赤く形が粟粒状で皮膚上に突き出て 手でさすり手にに当たるものを「疹」といいます。 この斑疹が、皮膚上に浮いたようでまばらにあり 色が鮮紅色で潤沢であれば、病邪が浅く病状が軽いことを表し、 斑疹が密で深く皮膚の下に根があり、 紫色・紫黒色のように色が濃く、光沢がないものは 邪毒が強く病状が重いことを表しています。 この他、内傷雑病でも斑疹がみられ、 血熱か気虚血瘀によるものが多いです。 皮膚疾患には、瘡瘍(そうよう)という 毒熱邪気を原因とする皮膚の化膿性疾患があり、 これを癰(よう)疽(そ)疔(ちょう)癤(せつ)という 4つの疾患に分類されます。 癰(よう)はかなり大型な瘡瘍で 発赤・腫脹・熱感・疼痛を伴う疾患であります。 病変が進展すれば、患部は化膿・腐乱し膿汁が排出し 腐肉が脱落すれば、患部は次第に癒合していきます。 疽(そ)は毒熱が肌肉・筋・骨の化膿性疾患で 生じる病位は深く、しかも範囲も広く及びます。 疔(ちょう)の損傷される皮膚の範囲は狭いが 病邪が深く陥入し、患部は硬化して治り難く 釘をうったような固い状態になります。 癤(せつ)は体表部に発生し 6cmに範囲が限定された円形小型の瘡瘍であります。 他の皮膚疾患では 白バイ(ハクバイ、別名:白疹)という 皮膚上に出現する透明で小さな水疱疹で 皮膚上に突き出ており、こすれて破れると水が流れ出てきます。 湿邪が肌表に鬱滞して 汗が正常に出ないために起こる場合が多く 透明で飽満な白バイが出現した場合 鬱滞していた湿邪が外泄しようとしていることを 表しており、予後は良好であります。 参考文献: 『中医診断学ノート』 『基礎中医学』 『中医基本用語辞典』  東洋学術出版社   為沢

桂枝湯の證/腹證奇覧より

桂枝湯の證 此の證、腹滑にして底までも応ゆるもの無く、図の如く、 只、拘攣あり。所謂、臓に他病なし。 上衝・発熱・頭痛あり悪風する者は、 桂枝湯を用いるなり。 拘攣せざる者は、去芍薬湯を用いるなり。 拘攣劇だしき者は、加芍薬湯を用いるなり。 此の三方を合せみれば、上衝と拘攣との二つ、 此の證の準拠たることを知るべし。故に、 腹證を知らんと欲せば、先ず、 準拠するところの字義を味い考うべし。 衝は突なり、向うなり。毒の頭上へ突上るなり。 (孔安国(漢武帝に仕えた博士、孔子十二台目の子孫、 古文尚書を注釈した。然し現存のものは晋代の偽作と言われる。) 曰く「衝風の末力たるや、鴻毛も漂わす能はず。 初めの勁からざるに非ず、末力の衰うるなり」と。 人の上衝するも之に似たることあり。 其の初め劇しき者と雖も衝風に末力の衰うるが如く、 少間すれば衰うるものなり) 拘攣は擁係(かかりつなぐ)なり。 拘は夫れ毒腹中にあり。 拘攣して上衝すは、是れ即ち、桂枝湯の主治する所なり。 衝逆して、毒・心胸を過るを以って嘔する気味ある故、 方中に生姜あり。又、拘攣・上衝すれば、 攣引・急迫も其のうちにこもりある故、大棗・甘草あり。 是れこの諸薬各々主治するところありと雖も、 壱に皆、桂・芍・二味二佐として、 拘攣・上衝の毒を治するものなり。 然れども、拘攣のみにて上衝なければ、 此方の證にあらざる故、上衝をつかまえものにして、 「上衝は桂枝湯を与うべし」 と傷寒論にもいえり。 これを「方意を明らかにし、毒の在る所を視る」というなり。 右、桂枝湯及び去芍薬、加芍薬の三方此に於てもとむべし。その余、 本方より去加(さり、くわう)の諸方も亦、 皆、桂芍に味の證を主として、 出入去加したるものなれば、 只、桂芍二味の意を主として考うべし。 又曰く。桂枝・加桂枝・桂枝加芍薬、密伝あり。 後編に書す懇請の人あらば伝うべし。 桂枝去芍薬湯も亦、腹候・伝あり。

お知らせ(建国記念日の鍼灸治療)

2月11日(金)建国記念日の鍼灸治療についてお知らせ致します。  ~ 2月11日(金) 建国記念日 ~          午前(9:00~12:00)、     午後(15:00~19:00) 上記の時間で通常通り行います。 (担当する鍼灸師により時間が異なりますのでご注意下さい。)

がんばります。

昨日はお休み頂きました。 最近、子供と妻が私のベッドを使っているので 私は地べたで寝ています。 ようやく慣れて来た今日この頃ですが、 先日、妻が夜中に起きてふらふらっとどこかへ 行ったと思い、 特に気にする事なく朝起きると、 枕元に置いていたはずの 眼鏡のフレームがぐにゃぐにゃになっていました。。 妻の一言、 「地面に置くやつが悪い。二度と置かん事やな。」 私「むう。」 怒りで沸騰しそうになりました。 それから直しにいく暇もなく、 昨日、やっと修理に行きました。 眼鏡屋のお兄さんがきちんと 手仕事で直してくれました。 ありがとう。 もう 壊しません。 さて 今週もがんばります。     林

素問を読む:其ノ二の①

どうも、新川です。 先日行われておりました、 AFCアジアチャンピオンズカップ2011が 日本の優勝で幕を閉じました。 現地カタールとの時差があり、 寝不足が続いた方も多くいらっしゃるようですね。 私は、自動的に12時には寝てしまいますので 録画したものを観ておりました。 決勝の結果を知っているにも関わらず、 興奮してしまうのは日本代表の選手の必死さが ひしひしと伝わって来たからだと思います。 さて今回は、素問の記事です。 長文なので2部構成となっております。 まずは前半部分をどうぞ。 【四気調神大論篇 第二】 四気とは、春夏秋冬の気候を指し、 その変化に適応し調節することが重要となる。 「夫四時陰陽者、万物之根本也。 所以聖人春夏養陽、秋冬養陰、以従其根」 四時陰陽の変化は万物の生長収蔵の根本である。 そこで聖人は春と夏に陽気を養い、 秋と冬には陰気を養って、 この根本に順うのである。 春には春の過ごし方があり、 それを意識することが大事である。 具体的にはどうすれば良いのかを 以下に記載する。 春 →立春(2月4日頃)より立夏(5月6日頃)に至るまでをいう。 「生而勿殺、予而勿奪、賞而勿罰」 ただひたすらその生長にまかせるべきで、 殺害してはならない。 ただひたすら成長を援助するべきで、 剥奪しては行けない。 大いに心をはげまし目を楽しませるべきで、 体をしいたげてはならない。 「逆之則傷肝、夏為寒変、奉長者少」 肝が傷われるとは、 伸びやかな性質である肝気が損なわれ、 夏の暑い季節に対応出来ず、 寒の病が出現する事を示す。 夏 →立夏(5月6日頃)より立秋(8月8日頃)に至るまでいう。 「~無厭於日。使志無怒、使華英成秀、使気得泄、若所愛在外。」 夏の日の長さ、暑さを厭うことなく、 気持ちを愉快にすべきで、怒ってはならない。 花のある植物と同じように満開にさせ、 体内の陽気を外に向かって開き通じ 発散することができるようにさせるのである。 「逆之則傷心、秋為痎瘧、奉収者少、冬至重病」 夏の養生の道理に反すると、 心気を損傷し、秋になって瘧疾を発することになり、 「収気」に適応する能力が減少して、 冬になると再び病を発する可能性がある。 ②へ続く 新川 参考文献:『黄帝内経素問 上巻―現代語訳』 東洋学術出版

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