下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強中でまだまだ至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


ミモザ
ミモザ

小堀です。
根結篇の続きに参ります。

足太陽根于至陰、溜于京骨、注于崑崙、入于天柱飛揚也。
足少陽根于竅陰、溜于丘墟、注于陽輔、入于天容光明也。
足陽明根于厲兌、溜于衝陽、注于下陵、入于人迎豐隆也。
手太陽根于少沢、溜于陽谷、注于少海、入于天窓支正也。
手少陽根于関衝、溜于陽池、注于支溝、入于天牖外関也。
手陽明根于商陽、溜于合谷、注于陽谿、入于扶突偏歴也。
此所謂十二経者、盛絡皆当取之。

一日一夜五十営、以営五蔵之精。不応数者、名曰狂生。
所謂五十営者、五蔵皆受気、持其脉口、數其至也。
五十動而不一代者、五蔵皆受気。
四十動一代者、一蔵無気。
三十動一代者、二蔵無気。.二十動一代者、三蔵無気。
十動一代者、四蔵無気・
不満十動一代者、五蔵無気。
予之短期、要在終始。
所謂五十動而不一代者、
以為常也、以知五蔵之期。
予之短期者、乍数乍疏也。
黄帝曰、逆順五体者、
言人骨節之小大、肉之堅脆、皮之厚薄、血之清濁、気之滑濇、
脉之長短、血之多少、経絡之数、余已知之矣。
此皆布衣匹夫之士也。
夫王公大人、血食之君、身体柔脆、
肌肉軟弱、血気慓悍滑利、
其刺之徐疾浅深多少、可得同之乎。
岐伯荅曰、
膏梁菽藿之味、何可同也。
気滑即出疾、其気濇則出遅、気悍則鍼小而入浅、
気濇則鍼大而入深、深則欲留、浅則欲疾。
以此観之、刺布衣者、深以留之、刺大人者、微以徐之。
此皆因気慓悍滑利也。

黄帝曰、形気之逆順奈何。
岐伯曰、形気不足、病氣有余、是邪勝也。
急寫之。
形気有余、病気不足、急補之。
形気不足、病気不足、此陰陽気倶不足也。
不可刺之。
刺之則重不足、重不足則陰陽倶竭、血気皆尽、
五蔵空虚、筋骨髓枯、老者絶滅、壮者不復矣。
形気有余、病気有余、此謂陰陽倶有余也。
急寫其邪、調其虚実。
故曰、有余者寫之、不足者補之、此之謂也。
故曰、刺不知逆順、眞邪相搏。
満而補之、
則陰陽四溢、腸胃充郭、肝肺内昔、陰陽相錯。
虚而寫之、則経脉空虚、血気竭枯、腸胃書辟、
皮膚薄著、毛腠夭膲、予之死期。
故曰、用鍼之要、在于知調陰与陽。
調陰与陽、精気乃光、合形与気、使神内蔵。
故曰、上工平気、中工乱脉、下工絶気危生。
故曰、下工不可不愼也。
必審五蔵変化之病、
五脉之応、経絡之実虚、皮之柔麤、而後取之也。

〈提要〉
手足の三陽の経脈の
起こり、流れ、注ぎ、入る穴位を説明している。
(霊枢本愈篇の溜・入とは意味が異なる。)

気血は経脈を一昼夜で五十周循る。
寸口で脈の欠ける回数を見る事で、
臓腑の衰えを診ることができる。

貴族のように美食をしてる人と、
一般の粗食で暮らしてる人では、
同じ治法ではいけない。
生活や体質に基づいて、
刺鍼時の徐・疾・浅・深・多・少を
見極めなくてはいけない。
針治療の要点は、陰陽の盛衰を調えることである。

●鍼を用いた治療は、
五臓の病状の変化の状況、
四季五蔵の脈状の相応する様子、
さらに経脈の虚実と皮肉の堅さ脆さについて
仔細に観察し、その後やっと
治療を進める事ができるのであります。
『現代語訳黄帝内経霊枢』より


参考文献:
『現代語訳黄帝内経霊枢』
『中医基本用語辞典』東洋学術出版社
『鍼灸医学体系⑭』雄渾社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

小堀


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