下積み修行中の宮村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


修行生の宮村です。

前回に引き続き気血弁証を紹介します。
今回は気鬱証について勉強した内容を書いていきます。

気鬱証
気の循環障害が基本病機である。
主に悩みや抑圧感、怒り、鬱憤などから発生するが、
臓気が虚することによっても誘発される。
また気鬱の病理は肝、心との関係が最も密接である。
心は人体の生命活動を運営するとともに
精神をコントロールしているからであり、
情志の鬱は心が原因であり、
心が抑うつされたために発生する。
肝は疏泄を主り、その性質は条達を喜び、
気機を全身に広げて通じさせます。
そのため悩みや抑うつ、怒りなどの
情志が過度になると肝の機能が失調し、
気機がスムーズに流れなくなるので気鬱ができる。
そして気鬱が発生すると最初は気を損傷するが、
やがて血、津液の鬱滞が発生する。
血に波及すると血鬱、
気鬱が火化すると火鬱になる。
津液に波及すると痰鬱になる。
痰鬱では痰と気が合流して胸膈から上を塞げば、
「梅核気」が発生して
息苦しさや咽のつかえた感じなどがでます。
また思い悩んだために気とともに脾を損傷したり
肝鬱から横逆して脾を侮ったりすれば、
脾の運化機能が失われる。

【臨床所見】
精神的な抑鬱感、胸部満悶、脇肋脹痛

血、津液などに波及した場合
血鬱:胸脇部の刺痛、舌に瘀点、瘀斑ができる。
火鬱:いらいらする、口苦、咽の渇き、眼の充血、
耳鳴、便秘、舌赤、苔黄、脈弦数
痰鬱:咽のつかえた感じ、息苦しさ、小食、腹脹、
胸脘痞悶、胃酸過多、げっぷ


参考文献
『東洋医学概論』 医道の日本社
『針灸学 基礎編』  東洋学術出版
『中医病因病機学』  東洋学術出版

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

宮村

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