下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


ストーブ

小堀です。
毎日寒いですね。
我が家では、鍋で煮炊きしつつ、更に蒸し器ものせれるという
エコ(ズボラ)な私にぴったりなストーブが、今年も活躍しています。
暖房としてだけじゃもったいない、と思ってしまうのは私だけでしょうか?(笑)
みなさん、暖かくしてお過ごしくださいね。


今日は、手の陽明大腸経について書いていきます。

①商陽(井金穴)
【由来】:[素問]六元正紀大論では「大」「少」から五音の陰陽を区別している。
「商」は金の音である。手の陽明経と手の太陰経は表裏関係にあり、金に属している。
また手の陽明経は陽に属することから商陽と命名された。
【部位】:示指。末節骨橈側。爪甲角の近位外方1分(指寸)。
爪甲橈側縁の垂線と爪甲基底部の水平線の交点。
【取穴法】:軽く拳を握らせ、示指を前にのばさせる。
示指の爪甲の橈側縁と爪の基底部にそれぞれ線をひき、その交点に取る。

臨床応用:
⑴表熱
⑵肺・大腸の清熱
・麦粒腫
⑶降気作用

②二間(滎水穴)
【由来】:「間」とは間隙のことである。本穴は第2中手指節関節の下の陥凹にある。
また本経の2番目の経穴であることから二間と命名された。
【部位】:示指。第2中手指節関節橈側の遠位陥凹部。赤白肉際。
【取穴法】:手掌を横にし、軽く拳を握らせる。
示指の中指指節関節の下で、橈側の赤白肉際のところに取穴する。

臨床応用:
⑴気を下す
⑵歯痛

③三間(兪木穴)
【由来】:「間」とは間隙のことである。本穴は第2中手指節関節の上の陥凹にある。
また本経の3番目の経穴であることから三間と命名された。
【部位】:手背。第2中手指節関節橈側の近位陥凹部。
【取穴法】:手掌を横にし、軽く拳を握らせる。
示指の中指指節関節の上で、橈側の赤白肉際のところに取穴する。

④陽渓(経火穴)
【由来】:手背は「陽」であり、両筋の間の陥凹を「渓」という。
このため陽渓と名付けられた。
【部位】:手関節後外側、手関節背側横紋橈側、橈骨茎状突起の遠位。
タバコ窩の(橈骨小窩)の陥凹部。
【取穴法】:手関節背部の横紋橈側で、母指を伸展してできる両筋(短母指伸筋腱と長母指伸筋腱)の間。
橈骨手根関節のところに取る。

⑤曲池(合土穴)

【由来】:肘を屈曲させたとき、本穴の部位に陥凹ができる。
この形が浅い池に似ていて、手の陽明脈気が入り合するところである。
そこから曲池と名付けられた。
【部位】:肘外側。尺沢と上腕骨外側上顆を結ぶ線上の中点。
【取穴法】:肘を直角に屈曲させ、肘窩横紋の頭に取る。

臨床応用:
⑴痺証
・風寒湿痺
・熱痺
⑵中風
・風邪が痰湿に影響して経絡に作用し、脉絡が阻滞しておこる中風。
・上肢不随が症状として現れる場合
⑶感冒・歯痛
・風熱が表を犯した肺衛失和による感冒
・風熱に胃火がからんだ歯痛
・外感風熱による慢性鼻炎
・熱盛型の急性結膜炎


参考文献:
『臨床経穴学』東洋学術出版社
『新版 経絡経穴概論』医道の日本社
『鍼灸学(経穴編)』東洋学術出版社
『経穴解説』メディカルユーコン
『鍼灸経穴辞典』東洋学術出版社

※画像や文献に関して、
ご興味がおありの方は 是非参考文献を読んでみて下さい。

小堀

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