ご当地マンホールストラップ 「日経トレンディネット」
ご当地マンホールストラップ 「日経トレンディネット」

こんにちは下野です。

ネットを見ていると「ご当地マンホールストラップ」なる
モノが紹介されておりました。
これは各市町村の道路に設置されているマンホール(蓋)を
忠実に再現したモノで、キャラクターを使わずに
ご当地グッズが作れないかと いう思いから生まれたようです。
マンホールには各市町村の特徴があるようで、
僕が現在住んでいる吹田市では、故 岡本太郎さんの”あの作品”が
描かれております。

ただネットで探すと、また愛知県の数市しか登場しておりませんので、
これから増えてほしいなと思っています。
ちなみに皆さんは、ご自身がお住まいの市町村のマンホール(蓋)のデザインを知っていますか?
これも新たな発見となりますので、機会があれば見て下さい!

では『難経』の記事に参ります。


<原文>

二十四難曰、手足三陰三陽気已絶、何以為候、可知其吉凶不。

然。
足少陰気絶、即骨枯、少陰者、冬脈也。 伏行而温於骨髄、
故骨髄不温、即肉不着骨、 骨肉不相親、即肉濡而却、肉濡而却、
故歯長而枯、 髪無潤沢、無潤沢者、骨先死。戊日篤、己日死。
足太陰気絶、則脈不営其口唇、口唇者、肌肉之本也、 脈不営、
則肌肉不滑沢、肌肉不滑沢、則肉満、肉満則唇反、 唇反則肉先死。
甲日篤、乙日死。
足厥陰気絶、即筋縮引卵与舌巻、厥陰者、肝脈也、肝者、 筋之合也、
筋者、聚於陰器而絡於舌本、故脈不営、則筋縮急、 筋縮急即引卵与舌、
故舌巻卵縮、此筋先死。庚日篤、辛日死。
手太陰気絶、即皮毛焦。太陰者、肺也、行気温於皮毛者也、 気弗営則皮毛焦、
皮毛焦則津液去、津液去即皮節傷、 皮節傷則皮枯毛折、毛折者則毛先死。
丙日驚、丁日死。
手少陰気絶、則脈不通、脈不通則血不流、血不流則色沢去、故面色黒如黧、
此血先死。壬日驚、癸日死。
三陰気倶絶者、則目眩転目瞑、為失志、失志者則志先死、死即目瞑也。
六陽気倶絶者、則陰与陽相離、陰陽相離、則腠理泄、絶汗乃出、大如貫珠、
転出不流、即気先死。旦占夕死、夕占旦死。


<現代語訳>
手足の三陰三陽の経気が絶えてしまった場合、
どういった徴候があり、また予後の良し悪しを
判断することはできるのか。

答え。
足少陰腎経の経気が絶すると骨が枯れます。
足少陰経は冬を主り、内行し骨髄を温め養う。
もし腎気が絶えると骨髄は養われなくなり、
肉が骨に着かなくなり、肉は軟らかく萎縮する。
したがって歯が細長くなり艶がなくなり、
髪の毛も潤いを失う。
これは骨が先に死んだ現象であり、この種の病気は
戊の日に重篤になり、己の日に死亡する。

足厥陰肝経の経気が絶えると、
筋脈が萎縮し睾丸が縮み上がり、舌が巻き上がる
現象が現れる。
厥陰の経気は肝に属し、肝は筋と相互関係にあり、
筋は陰器に聚合しており、その他にも舌根と連絡している。
したがって厥陰が絶えると、筋脈の痙攣萎縮が起こり
それが睾丸と舌にも影響する。
これは筋が先に生命活動を絶たれてしまった為で、
この種の病は庚の日に重篤になり、辛の日に死亡する。

手太陰の経気が絶えると、皮毛が枯れてやつれてくる。
太陰経は肺に属し、経気を巡らせ皮毛を温めるので
太陰の経気が皮膚を養わなくなると、
皮毛は必然的に枯れてやつれるのである。
皮毛がやつれると津液が不足し、そのことで皮膚や関節は損傷し
皮膚が枯れ毛が折れてしまう。
これは気が先に死んだ現象で、この種の病は
丙の日に重篤になり、丁の日に死亡する。

手少陰の経気が絶すると、経脈が暢やかに通じなくなる。
経気が通じなくなると、血が運行出来なくなり
色つやがなくなり顔が黒色を呈する。
これは血が先に死んだ徴候であり、この種の病では
壬の日に重篤になり、癸の日に死亡する。

手足の三陰経が全て絶すると
しだいに眼が回り、眼の前が暗くなり
眼が閉ざされてしまう。
これは主に五志が主宰する関係を失った為で
人の五臓はすべて陰に属しているが、
三陰が絶することで五臓はその志を失ってしまう。
五志が共に亡ぶと、眼が閉ざされ死ぬのである。

六陽の経気が共に絶すると、陰陽は互いに離れる。
そうすると腠理が開き汗がで、その汗は数珠を
連ねたようになって流れ出さない。
これは気が先に死んだ徴候であり、
この様な場合、朝に出れば夜に死亡し
夜に出れば翌朝には死亡してしまう。


<解説>
当難では、
気が絶えた時の症状と予後を論じている。

経気が絶えて現れる症状に関しては、
三陰経、三陽経と直接関連する臓腑によって異なり
五臓の体表、七竅、五栄(毛・髪・顔面・口周囲・爪)等の
現れ方にそれぞれ特徴があり、病変過程で現れる証候も異なってくる。
その違いを、各経脈にそって説明している。


<参考文献>
『難経解説』 東洋学術出版社
『難経鉄鑑』 たにぐち書店
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社

画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみてあげて下さい。

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