<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
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どうも、新川です。

引き続き、
巣元方らが著した
諸病源候論を読んでいきたいと思います。

今回も
“虚労病諸侯(下)”の続きとなります。


《原文》

労傷於臓腑、内崩之病也。
血与気相随而行、外養肌肉、内栄臓腑。
臓腑傷損、血則妄行。
若胸膈気逆、則吐血也、流於腸胃、腸虚則下血也、
若腸虚而気復逆者、則吐血、下血、表虚者、則汗血。
皆由傷損極虚所致也。  


→概要として、
虚労により臓腑を損傷すると、内崩の病となる。
血と気は相随して行り、
外は肌肉を養い、内は臓腑を栄す。
臓腑が損傷すると、血が妄行する。
もし胸膈に気逆がおこれば、吐血し、腸胃に流れ、
腸が虚であれば下血す。
もし腸が虚で、気逆が(同時に)おこれば、
吐血し下血する。
その際、表虚であれば汗血となる。

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《memo》
内崩:崩は急激な出血により、堤防が決壊するような有様。
  
上下の関わりの中で。 
これらは全て臓腑が損傷し
極めて虚となることで引き起こされる。


参考文献:
『現代語訳◉黄帝内経素問 上巻』
『現代語訳◉黄帝内経素問 中巻』
『現代語訳◉黄帝内経素問 下巻』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢 上巻』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢 下巻』
『中国医学の歴史』
『中医学の基礎』
『[新装版]中医臨床のための方剤学』東洋学術出版社
『東洋医学概論』医道の日本社
『中国医学辞典 基礎篇』
『中国医学辞典 鍼灸篇』たにぐち書店
『校釈 諸病源候論』緑書房

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。


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