1月開院予定の心斎橋院について
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どうも、新川です。

本日、
本院が移転してからの初仕事となります。
皆様、心斎橋でも宜しくお願い致しますm(_ _)m

私 新川は豊中院で引き続き診させて頂きます。
目の前の仕事をやりきる。

当面は
その繰り返しの中でもがいてみます。

今年も黄梅が綺麗に咲きました
今年も黄梅が綺麗に咲きました

一鍼堂・豊中院にある黄梅、もうしばらくしたら見頃でしょうか。

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ここからが本篇です。
呉 鞠通の『温病条辨』上焦篇
の続きです。


温病条辯

【巻一 上焦篇】


太陰風温、但咳身不甚熱、微渇者、辛涼軽剤桑菊飲主之。

太陰の風温、だ咳し身甚だしくは熱せず、
微しく渇する者は、辛涼軽剤の桑菊飲これを主る。
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本条は前条からの流れをうけて風温咳嗽の治療に関してです。

解説:
風温の咳嗽の特徴として、
咳嗽以外に、
・邪正相争による軽度の発熱
・熱邪傷津による軽度の口渇
などがあり、
これらは風熱の邪が肺に侵入して宣発粛降を阻害したために生じる。

これらの証には、
辛涼軽剤の『桑菊飲そうぎくいん』が適する。

軽剤とは・・
肺気を宣発粛降する効能をもつ方剤をさす。

風熱の邪が肺絡に侵入するのは、
肺気(金気)が不足しているためである。
金気が不足すると肝木を抑制できなくなるので、
肝気に不測の事態が発生する恐れがある。

桑菊飲
辛甘で化風し辛涼微苦で肺気を宣発粛降し、
風木を抑え肺金を益する方剤である。

「桑葉」で平肝祛風・宣肺し、
「菊花」で風熱疏散・肺気を益する。
こちらの両薬が主薬となる。

辛凉の「薄荷」で桑葉・菊花を助けて疏風散熱し、
苦寒の「連翹」は膈上の熱を清透し、
「杏仁」、「桔梗」は肺気の宣発粛降を回復させ、
「葦根」は清熱生津・止渇に働く。

続く


参考文献:
『黄帝内経素問』
『黄帝内経霊枢』
『中国医学の歴史』 東洋学術出版社
『中医臨床のための温病条弁解説』医歯薬出版株式会社

新川

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