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こんにちは、為沢です。
今回は、巣元方そうげんぽうについてご紹介致します。

巣元方そうげんぽうは大業年間(605年〜618年)に太医博士を授与され、
その後 太医令(医薬を司る最高位)に任命されました。

天子の勅命により医書編纂の主宰者になった巣元方は
「百病の起源」「九候の要」(三部九候脈診の要点)を論議し、
あらゆる医書より情報をまとめ、
一大病因・病理・病態学書である『諸病源候論』を完成させました。
これは随代(581年〜618年)の医書として現存する唯一の書物であり、
全五十巻、六十九部門、証候千七百三十九種におよぶ大著であります。
『諸病源候論』の病因病理の記載は、極めて精細に記されており、
かつ内容も豊富に記録されているため、
後世の中国医学の発展に多大な影響を与えました。
治療法については原則的に記されていませんでしたが、
導引術(体操療法)についての記載がしばしばあり、
中国の病名や病理観を知る上で貴重な資料で、
海外においても朝鮮や日本でも『諸病源候論』は医典となっていました。

(巣元方の人物像についての記録・文献がないため、
主に『諸病源候論』の説明になりました。)


参考文献:
『東洋医学 基礎編』
『いちばんわかる!東洋医学のきほん帳』学研
『東洋医学概論』医道の日本社
『現代語訳◉黄帝内経素問』
『現代語訳◉黄帝内経霊枢』
『中国医学の歴史』
『中国鍼灸各家学説』東洋学術出版社
『校釈 諸病源候論』緑書房

為沢

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