<当院でのコロナウイルス対策のご案内>
当院でのコロナウイルスに対する工夫と処置の

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こんにちは、大原です。

コーヒーを飲むと
カフェインの覚醒作用によって
眠気を感じなくなるのが普通だと思いますが、
逆に「私は眠くなるんです」という人もいます。

では自分はどうだろうかと、
実験的に
自分でいろんな条件でコーヒーを飲んでみて
どのようになるのかを
観察してみました。
結果として、
眠気を感じているときにコーヒーを飲むと、
逆に、さらに眠くなってしまうことが多かったです。
(あくまで自分の場合ですが)

なぜ、覚醒するとされているカフェインをとって
逆に眠気を感じたのでしょうか?

仮説として、
胃腸の疲れなどにより、
飲んだコーヒーが体内で「運化」されていないのでは?
と考えました。
(「運化」については記事の後半に説明してます)

そこで、思い切って運動して身体を動かしてみると
汗をかく量がいつもより多かったのですが、これは
体内に余分な水分が蓄積していたのではないか?
と思いました。
運動によって、体内に蓄積されていた
余分な水分がめぐって
汗となって排泄されたのだと思いますが
そのときは、同時に眠気も若干治まったように感じました。

自分の感覚的な内容ですので
絶対こうだとはいえませんが、
コーヒーやその他カフェインを摂って
逆に眠気を感じるという方は、
消化吸収の力が弱っているため
体内に水分が
溜まりやすくなっているのかも知れません。

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東洋医学(中医学)では、
飲食物を消化し、
水穀の精微(飲食物から得られる栄養素)や水液を
吸収して運輸する機能を「運化」いいます。

そのため、「運化」には、以下のように
①水穀の精微②水液を運輸する意味が含まれます。

①胃腑で腐熟(=消化)された飲食物を
脾が吸収して肺へ昇清(上へ持ち上げる・運ぶ)し、
肺が全身に布散して全身を栄養すること。

②有用な水液を脾が吸収して運輸し、
肺・腎と共同して体内の水液代謝を維持すること。

①を水穀の精微の運化、②を水湿の運化
といいます。

「運化」が失調する水湿や水穀の精微が運輸されない、
ということになり、
飲食によって得られるはずの元気が得られず、
倦怠感(疲れやすい→眠気を感じる)が生じたと思います。
その他、下痢などの症状も現れやすくなるとされています。

運動によって停滞していた水湿が排泄され、
運化作用が修復されて
倦怠感(眠気)などの症状も
落ち着いてきたのだと思いました。

参考記事
春と珈琲
コーヒーについて(薬膳の本から)

アイスコーヒー
アイスコーヒー

参考文献
『基礎中医学』 燎原
『やさしい中医学』 東洋学術出版社

ご興味がございましたら
ぜひ参考文献もお読み下さい。

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