こんにちは、大原です。

銀杏(イチョウ)の木ですが、
毎年、だいたい秋から冬の始めにかけて
葉が黄色く色づき、見頃になります。

今年は夏の終わりが遅く
10月でも暖かかったせいか、
イチョウの葉が黄色に色づいたのも
遅かった気がしますね。
もうそろそろ見納めかも知れません。
(写真は12月5日(木)本院から徒歩5分ほどの御堂筋にて)

さて、このイチョウですが、
これぐらい見頃になってくると
ギンナンの実がります。

ただし、実が生るのは
イチョウの雌木めぎのみで、
雄木おぎには実がつかないそうです。
(樹木にもメス・オスの区別があるんですね)

そのギンナンは
漢方薬の成分としても用いられており、
専門書を確認してみますと

<効能>
・降濁定喘(こうだくていぜん)、斂肺止咳(れんはいしがい)
→咳や痰、呼吸困難に、麻黄や甘草などと用いる。
方剤例:鴨掌散

・止帯除濁(したいじょだく)
→帯下や小便白濁に、芡実けんじつ蓮肉れんにくなどと用いる。
方剤例:易黄湯

・その他
→煨熟し噛んで食べると縮小便にもはたらき、頻尿にも有効である。

要点として、ギンナンは渋斂苦降で、
上は肺気を収斂(しゅうれん)して
平喘止咳(へいぜんしがい)し、

下は止滞除濁(したいじょだく)・縮小便する。
痰多の喘咳・帯下白濁・小便頻数(しょうべんひんさく)などに有効である。

注意点として
有毒であるから多量に服用してはならない、
渋斂壅気(じゅうれんようき:気を留まらせるはたらき)があり、
外感初期の咳嗽や、粘調できれにくい痰には禁忌である。
(『中医臨床のための中薬学』より)

と、いろいろな効果があるようですが、
若干毒も含まれ、その用法に注意が必要とのことです。

また、ギンナンだけでなく
イチョウの葉も
「イチョウ葉エキス」として
ドラッグストアでその成分が使われたものが販売されており、
こちらは脳の血流改善効果、
記憶力向上の効果があるとされているようです。

さて、イチョウの木は漢字で書くと「銀杏(イチョウ)」で、
その実であるギンナンも漢字では「銀杏(ギンナン)」と書きます。
木も実も同じ漢字で、
その読み方や意味が異なるのは不思議ですね。

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