<近日開催予定のイベント情報>
11月10日(日)に学生向け勉強会を開催します。
詳しくはこちら→https://www.1sshindo.com/blog/zenith19132/


「脾胃のこのむと、きらふ物しりて、
好む物を食し、きらふ物を食すべからず。脾胃の好む物は何ぞや。
あたたかなる物、やはらかなる物、よく熟したる物、ねばりなき物、
味淡くかろき物、にえばなの新に熟したる物、きよき物、新しき物、
香よき物、性平和なる物、五味の偏ならざる物、是皆脾胃の好む物なり。
是脾胃の養となる。」

貝原 益軒『養生訓』より


下野です。
久しぶりの『養生訓』ですね。
では食欲の秋と言われる時期に入りましたので、
胃腸が好むものをみていきましょう。

では早速 現代語にしていきます。
「胃腸が好むものと嫌うものを知り、
好むものを食し、嫌うものを食さないこと。
ならば、胃腸が好むものとは何か。
温かいもの、軟らかいもの、よく熟したもの、
粘りのないもの、薄味のもの、丁度良く煮えたもの、
清潔なもの、新物、香りの良いもの、強い作用のないもの、
極端に強い味のしないもの。
これらはみな胃腸が好み、体を養う。」
といった内容になります。

まぁ、だいたいそうだよなと思うものですね。
ただ解釈を間違っていけないものとして、
”粘りのないもの”。
粘りのあるものといえば山芋や納豆が代表で、
むしろ体にいいモノの代表ですよね。
ここで言う”粘り”とは
うどんやお餅など粘着質な腹持ちの良いモノを
指すのではと考えられています。
そういったものは内湿を生じやすいので、
なるほど。と納得できます。

お気をつけ下さいm(_ _)m


らくのうマザーズさんのおいしいミルクバニラ
らくのうマザーズさんのおいしいミルクバニラ

僕の1週間は、これを大阪駅で飲み、
木曜日の夜に大阪駅でこれを飲むことで終わります(笑)


<参考文献>
『養生訓』 貝原守一博士校訂本
『口語 養生訓』 日本評論社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

下野

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