こんにちは、大原です。
睡眠時間をしっかりと取っているのに
疲れがなかなか抜けないという方が
たまにいらっしゃいます。

自分の友人もそのような状態に陥り、
よく話を聞くと、ある資格を取る為に
夜中遅くまで試験勉強をしていたそうで、
睡眠を取る時間帯が
夜中の3時頃に寝入り、起床は朝9時頃という
生活パターンということでした。

東洋医学では、
五臓の腎は真夜中の12時頃に一番働くとされ、
腎がしっかり働くためには
他の蔵ができるだけ休んでいる状態が望ましいそうです。
つまり、夜中遅い時間まで起きていたり、
夜寝る前に飲食して胃腸が寝ている間も働くことになってしまうと
腎がしっかりと働かなくなってしまうということになります。
(↓図:腎の働く時間帯 『東洋医学講座 第1巻』より)

睡眠時間はしっかり取っていても
なかなか疲れが取れないという方、
もしかすると腎に負担がかかっている可能性があります。
(本当に腎の弱りからなのか、他にも問題があるのかは、
この情報だけでは確定できませんが・・・)
寝る直前は食事を控え、出来るだけ、
その日の内に休んでみてはいかがでしょうか。

・・・あと、早寝以外でも、
どうすれば腎の力を上げることができるのかも
少しだけ考えてみたいと思います。

薬膳料理の中には、
腎の力を上げるものがあるようで、
いくつか挙げると
・山芋
・ワカメや昆布などの海藻
・クルミやアーモンドなどのナッツ
あと、魚介類や、
肉も骨付のものが良いなど、色々とコツあるようです。

薬膳については
また調べていこうと思いますが、
カルシウムやマグネシウム、亜鉛など
ミネラルが多く含まれている食材が
良いとも言われています。
また、腎が弱ると骨も弱りやすくなりますが、
シイタケなどのキノコ類には
カルシウムの吸収を高めるビタミンDが多いため、
結果的に骨を強くする効果もあるようです。

梅田にて レゴブロックで作られた梅田芸術劇場だそうです。細かいところまで作り込まれていて凄いですね。
梅田にて レゴブロックで作られた梅田芸術劇場だそうです。細かいところまで作り込まれていて凄いですね!

参考文献
『東洋医学講座 第1巻』自然社
『老いない体を作る中医学入門』 幻冬舎新書

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