下積み修行中の紅露くんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


こんにちは紅露です。

まだまだ嫌な暑さの残る毎日です。
今回取り上げた飲食に絡めますと、
この時期の甘味の取りすぎは、
特に身体の中に湿を生みやすく、
筋肉の痛みや身体の重だるさを感じやすいです。
間食を意識的に節制するよう心掛けて下さいね。
今日は飲食の作用と過食により起こる症状について
理解していきたいと思います。


偏食

⑴肥甘厚味(甘いものやねっとりとして味が濃いもの、
油っぽく脂肪分が多い食物)の過食や飲酒過度
⇨湿熱を発生
⑵辛い物の過食⇨胃熱を発生して陰液消耗
⑶生冷の過食⇨脾陽を障害して寒湿を内生

◉五味偏盛◉

①酸味

○収斂や固摂の作用
気血や汗が体内から必要以上に漏れでないようにする
肝を滋養する作用
⇩過食
●肝気過剰による鬱血で、疏泄作用が失調して、
脾気の運化機能を衰退させてしまうので、
消化活動に障害が及ぶ可能性
●肉が萎縮して口唇変形

②苦味

○瀉火や降火の作用
○堅陰の作用があり、心火が亢進して
陰を消耗させないようにする働き
⇩過食
●心火や心気が冷えきり、水気(水の邪気)による
障害を受けやすくなる
⇨心悸・胸中煩悶・上半身の浮腫
●皮膚が乾燥し、体毛が抜け落ちる

③甘味

○滋補の作用
(中焦を調和して気・血・津液を生成する働き)
⇩過食
●湿を生み脾の運化を障害して、
筋脈を損傷(筋肉が引きつり、爪が枯れてくる)
●骨が痛み、頭髪の脱毛が生じる

④辛味

○発散や行気行血の作用
(肺気や宗気のめぐりを活発にする働き)
⇩過食
●発散力が過剰になり、生気が失われる
⇨精神の衰弱を起こす
●肝血を消耗
⇨筋脈を損傷(筋肉が引きつり、爪が枯れてくる)

⑤塩辛味

○補陰や潤しながら下す作用
(腎の主る二陰に影響して大小便を潤し排泄する働き)
⇩過食
●水気が旺盛になり過ぎて、胃腸や脾陽が傷られて
冷える為、骨の障害や肌肉の短縮症状出現
●血分を通過する為、血液が凝滞し血行障害の可能性


参考文献:
『やさしい中医学入門』 東洋学術出版社

紅露

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