こんにちは、為沢です。
3月末になってもまだ寒いですね。
今日なんて雪降ってましたよ!
大変驚きました。
まだまだ寒い中、
時折春の陽射しを感じると嬉しくなり、
気分が高揚しちゃいますが、
あまりに気分が高揚すると
体調を崩しますよ。 と
東洋医学では考えられております。
『五行解説』肝ー春を参照)
また、この時期は送別会や歓迎会、
お花見などで飲酒する機会が多くなって参りますので
テンション上げ過ぎないよう御注意下さい!
はい。
では、経穴解説No.22
足陽明胃経の不容(ふよう)を御紹介致します。


足陽明胃経
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不容(ふよう)
「容」は受納のことであり、
腹満し水穀を受納できないものを
本穴が主治することから、不容と名付けられました。
(針灸学[経穴篇]より抜粋)
腹診(夢分流腹診法)にて
不容を中心に脾募の反応を診ることができ
邪が現れている場合は、
脾胃の病として捉えます。
施術として不容を使用する場合は、
胃の気をつなぐことができるので
胃土の邪気も緩めることが可能です。
また、夢分流腹診法では
全身の縮図を腹部に当てはめて診ます。
脾募は肩に相当しますので
肩の異常として、
不容に反応が出ることがございます。
(この時、季肋部が浮き上がってくることが多いです。)
ここで大切なことは、
脾募に反応があるからと言って
脾胃の病と断定するのではなく
「何故、脾募に反応が出ているのか?」を
慎重に弁証論治する必要があり、
多面的な観察が
大事になって参りますので御注意を。


参考文献:
『針灸学[経穴篇]』
『中医基本用語辞典』  東洋学術出版社
『弁釈鍼道秘訣集』  緑書房 
『経絡経穴概論』 医道の日本社
  為沢

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