こんにちは為沢です。
先日、京都にある
梅小路蒸気機関車館」という
日本で唯一の蒸気機関車博物館に行って参りました。
現役を引退した蒸気機関車が
約10台ほど展示してあるのですが
その重厚な鉄(くろがね)のボディは圧巻です。
上から下から、内部から
マニアの如く写真を撮りました(笑)
梅小路蒸気機関車館
車内の計器です。
何の計器かはわかりませんが、
良い雰囲気でしたので載せてみました。
敷地内では、実物の蒸気機関車が
運行されているので、是非乗ってみて下さい♪
はい。
それでは、本題の経穴解説を始めます。
今回は足陽明胃経の庫房(こぼう)を御紹介致します。


足陽明胃経
20070404084844.jpg
庫房(こぼう)
「庫」とは、物を蓄えることであり
この内部には津血があり、これが乳汁に変化します。
また乳房に近いことから、庫房と名付けられました。
治上気咳逆<資生>とあるように
気逆による咳に効果が得られるため、
肺気の反応が診られる経穴です。
自然気胸の症状が
この辺りに痛みを発します。
かく言う、私が過去に
自然気胸で何回か苦しい思いを致しました。
気胸とは
胸腔内で気体が肺を圧迫し、
肺が外気を取り込めなくなった状態であり
吸気時に激痛を生じる症状です。
東洋医学的には
胸脇苦満の症状にあたり
吸気で痛みを発するので
実証である肝鬱気滞の場合が多く
湿痰が原因して気滞を起こすこともあります。
簡単に説明致しましたが
どのような状況で痛みが発するか
どのような痛みか、八綱弁証を怠らないで下さい。
人為的に深鍼をすることで
気胸を起こすこともあるので
鍼灸師の方は、この辺りの深鍼は禁忌です。


参考文献:
『針灸学[経穴篇]』        
『中医病因病機学』 東洋学術出版社
『兪穴学』 たにぐち書店
『経絡経穴概論』 医道の日本社
 為沢

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