お気に入りの池です。
近所にある池で、山を進むこと二時間もあれば
到着します。
池の上に見えるのは一面の蓮。
透明な空気が流れていて、まるでコントラストを数段落としたように
なんとも言えない色と時間が漂います。
誰にも干渉されないタイミングでゆったりと波紋が広がり、
池に近づくと蛙が跳ね、
必ず視点が変わりますが、そこにも不思議な世界感があって
いつも驚かされます。

そういえば、
池って不思議ですね。
まるで誰にも侵されないように聖域を守る場所もあれば、
いつまでも誰かの苦しみを忘れないでいるような
まがまがしい重力を持ったような場所もあり、
現在という地点にピンを打たれた我々とは違う時間に
碇を落とすことで、
導いたものにその世界をのぞきこます
不思議な力があるような。
そんなことを思いました。

連続したもう一つの池

 

静寂がありますね

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