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下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強中でまだまだ至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


小堀です。
今日は、決気篇を学んでいきたいと思います。
順番がかなり前後してしまってますが
ご了承ください!

ここでは、
精・気・津・液・血・脈のそれぞれの働きや
病変について書かれています。

黄帝曰、余聞人有精気津液血脉、余意以為一気耳。
今乃辨為六名。余不知其所以然。

岐伯曰、両神相搏、合而成形。常先身生、是謂精。


陰陽が交わり、合して形を成す。
その前に先に生じるものをいう。

・「黄帝曰、人始生、先成精」人始めて生ずるや、まず精を成し
(霊枢 経脈篇より)

・先天の精と後天の精とがあり、先天の精は
人体を形成するうえでの基本物質である。
(中医基本用語辞典より)

何謂気。岐伯曰、上焦開発、宣五穀味、熏膚、
充身、沢毛、若霧露之漑、是謂気。


上焦から水穀の精を散布し、皮膚をまとい、
身を満たし、毛髪を潤し、霧や露のようなものをいう。

(気は、腎陽の蒸騰気化のもとに
脾胃の運化によって水穀の精微が肺に運ばれ、
肺が吸入した清気と合することで形成される。
働きや性質によって名称が異なる。
ここでは全身に至ることや、身体を栄養するという
広義的な意味でかかれている。)

何謂津。岐伯曰、腠理発泄、汗出溱溱、是謂津。


腠理が開き、汗となってでるもの。

体内の水液で、皮膚から排出されるもの。(中医学用語辞典より)
身体の生理的な水液を総称して津液といわれている。
津は漿液性で流動性があるのが特徴。

何謂液。岐伯曰、穀入気満、淖澤注于骨、骨属屈伸。
洩沢補益腦髓、皮膚潤沢、是謂液。


水穀が入って気が満ちて、外に溢れるほど潤い、
骨に注がれると屈伸を伸びやかにし、
滲みでたものは脳髄を補い益す。皮膚を潤沢させる。

津に対して粘調で濃く、比較的流動性が小さい。
脳・髄・骨関節・臓腑などの組織に注ぎ込んで滋養する。
(中医学用語辞典より)

何謂血。岐伯曰、中焦受気取汁、変化而赤、是謂血。


中焦で気を受けて汁を取り、赤く変化したもの。

水穀の精微が肺に運ばれ清気と合し、
心陽の温煦作用によって赤く変化する。

何謂脉。岐伯曰、壅遏營気、令無所避、是謂脉。


営気を壅遏し、横道にそれないようにするもの。

壅遏とは堤防のことである。道に境界があり、
河川に川岸があるようなものである。(張介賓の説)

黄帝曰、六気者、有余不足。
気之多少、腦髓之虚実、血脉之清濁、何以知之。
岐伯曰、精脱者、耳聾。気脱者、目不明。
津脱者、腠理開、汗大泄。
液脱者、骨属屈伸不利、色夭、腦髓消、脛痠、耳数鳴。
血脱者、色白、夭然不沢、其脉空虚。此其候也。
黄帝曰、六気者、貴賎何如。
岐伯曰、六気者、各有部主也。其貴賎善悪、可為常主。
然五穀与胃為大海也。

これら六気が不足すると、どうなるか。

精が脱すると、耳聾する。
津が脱すると、目が見えなくなる。
津が脱すると、腠理が開いて汗が大量にでる。
液が脱すると、屈伸ができず顔の色が暗く、
脳髄が減少し、脛がだるく痛み、時々耳鳴りがおこる。
血が脱すると、色は白く肌は潤わず、脈が空虚になる。

これらはそれぞれ臓腑によって主られており、
水穀と胃の作用によって生成されている。


参考文献:
『現代語訳黄帝内経霊枢』
『中医基本用語辞典』東洋学術出版社
『基礎中医学』燎原

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

小堀

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