マンスリーアーカイブ 4月 2008

あるパーキンソン病のご夫人

本日(2008/4/13)、 初診でパーキンソンの患者さんがいらっしゃいました。 待合室で動きを診ようと、 動いてもらい、 私が「ラクにしますから安心下さい。 今日の帰りには出来るだけ楽に帰ってもらいます。」 と話しました。 そうすると、このご婦人は 震える手でピースサインを作り、 「やったー。」 とニカリ。と微笑んでくださいました。 この少しニヒルな微笑みと、おちゃらけた 仕草に私は心を打たれました。 そういう瞬間があるものです。 不思議ですね。 まだ治療にも入ってない段階なのにです。 これからじっくりとこのご婦人の治療に入ります。 必ずや、治してご覧に入れます。 彼女の笑顔に誓って。 私の中で、 沸々とわいています。 (2008.4.13)

K先生とお食事をご一緒させていただきました。

昨日は ある鍼灸師の先生と一緒に 食事がてら 臨床のお話をさせて頂きました。 (残念ながら、相手は完全な男性で 男くさく、華やかさには欠けますが笑) しかしながら、とても有意義な時間になりました。 気付いた事、 私はどうしようもなく鍼が好きなんだなということ。 行くべき道の再確認になりました。 やってきとことの再検証になりました。 新しい関係を楽しみに思いました。 出会いとその喜びに感謝します。 周りのことも気にせず、 タリーズコーヒーで、 足を伸ばして裸足になり、 ペタペタと経穴を触り、 脈を見合って、 こうではないか、ああではないかと、 議論を交わしました。 手足を触りあっているのですから、 きっと周りから見ればとても怪しく 映ったのではないでしょうか。 しかし、職業病ですね。 非常に夢中になってしまいました。 ああ。  鍼が大好きです。 患者を手で触れ、 経穴の状態を探ることを切診といいます これがとてつもなく好きです。 宇宙ほどの広がりがそこにはあります。 それを共有できる相手が存在することも、 また、とてつもない喜びです。

いい知らせに心弾む。

今朝、診療所に到着すると、 うれしい知らせがありました。 水曜日に初診で診させていただいた 34週の逆子の患者様より 一回の治療で逆子が治り、予約をキャンセルされたとの知らせ★ 朝から、いい知らせを聞き 一日がんばらせていただきました。 腹診では臍周右よりに 大きな豆のような気滞あり、 脈はやや沈み気味にて滑を呈す。 切経情報として、 両合谷熱感アリ、 右外関の虚中ノ実深シ、 右衝陽、右公孫が虚、 右照海ノ虚、 右申脈の窪み、 (このツボは反応が浅く、実にしても古くなると 穴自体が左右を比較すると窪んでいく傾向にあります。) 合谷の反応の中でも、 右合谷の枯れに指が止まり、 ”あぁ、これだな” ということで、 陽明の邪熱が一身の陰陽を失調、 偏陽を起こし、胎位不正を引き起こしたと考え、 合谷に平補平写で、 極端な意思を含めず、置針すること三分。 合谷に津液めぐりて 陰分の確保と邪熱が減ったことを 確認し治療を終了。 (禁鍼穴だ云々という議論を持ち出す方も いらっしゃるかと思いますが、 そういう機械的な経穴の運用はしていません。 臨床で追試下さい。) これが効ありて逆子が治ってくれました。 本当は臨床家としては、 治療後の変化を診せて頂きたいところですが、 なにより おめでとうございます!  ↑ ブログでお絵かきできるようになったようで 早速マウスでフラフラしながら書いてみました。 (極力かわいらしく) いらないですか?はは  お許しあれ

一鍼堂からお詫びとお願い

最近、予約がつまって、 一鍼堂の玄関がせまいこともあり、 靴の置き場所もなく 待合室の椅子もいっぱいで座ることも出来ない状態 が起こってしまっています。 小さなところで細々とやっておりましたゆえ、 当院にその原因の多くがあることは重々承知していますが、 数分単位で治療方針をたてて、 予約を管理しております。 遅刻されますと、他の患者様にも大きな影響が出ます。 極力遅刻のないようにお願いいたします! どうしても遅れる場合はあると思います。 (自分も私生活で渋滞や電車の影響で遅れることがありますから) が、どうか連絡だけは入れていただくようお願いします。 電話一本で、状況がわかるだけでも助かります。 電話が無理ならメールでもかまいません。 どうか 宜しくお願いいたします。      一鍼堂

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