下野です。

久しぶりに下の音楽を聴いていたら、
気持ちがノリ 3駅分歩くことにしました。
ただやはり夜は暗く、
特に車やバイクからは見え辛いので
歩く方にも明るい服装にするなどの
心得が必要ですね。

映像がぼやけてしまっていますが、非常に懐かしい映像ですね♪

では『万病回春』の記事に参ります。
今回は「巻之一 万金一統の述」の第二回目です。


【原文】
陰中有陽、陽中有陰也。
平旦至日中、天之陽、陽中之陽也。
日中至黄昏、天之陽、陽中之陰也。
合夜至鶏鳴、天之陰、陰中之陰也。
鶏鳴至平旦、天之陰、陰中之陽也。
故人亦應之。
天地者、萬物之上下也。
陰陽者、血気之男女也。
左右者、陰陽之道路也。
水火者、陰陽之徴兆也。
金木者、生成之始終也。
玄気凝空、水始生也。
赤気炫空、火始生也。
蒼気浮空、木始生也。
素気横空、金始生也。
黄気際空、土始生也。
天地絪縕、萬物化醇也。
男女媾精、萬物化生也。

<第三に続く>


【解説】
陽の中に陰があり、陰の中にも陽がある。
自然界では、
日の出から正午までは陽中の陽であり、
正午から日没までは陽中の陰である。
日暮れから夜明けまでは陰中の陰であり、
夜明けから日の出までは陰中の陽である。
人も、これに応じるのである。
天地は万物の上下にあるものであり、
陰陽は気血や男女のような関係であり、
左右は陰陽が行き来する道路である。
水・火の本は寒・熱で陰陽の象徴であり、
金・木は生長老衰をあらわしている。
玄気は空にかたまり水を生じ、
赤気は空を照らし火を生じ、
蒼気は空に昇び木を生じ、
素気は空に横たわり金を生じ、
黄気は空にまじわり土を生ずる。
万物は天地の気が交じり合うことで形を成し、
生命は男女が相交することで誕生するのである。

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陰陽の相互・相補作用は
自然界の普遍的な法則であり、
万物の生長老衰死の大本である。


<参考文献>
『万病回春解説』 創元社
『万病回春.巻之1-8』 早稲田大学 古典籍総合データベース
『基礎中医学』 燎原書店
『中医病因病機学』 東洋学術出版社
『現代語訳◉黄帝内経素問 上巻』 東洋学術出版社
『現代語訳◉黄帝内経素問 下巻』 東洋学術出版社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

下野

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