雨が昂った頭を冷ましてくれた。

柔らかく鍼をもてた。
そこにあった優しさは雨の包容力がためだ。
感謝したい。

自然はなんと淡々としているのだろう。
凡夫は雑念のなんと多い事か。
だが
自然に耳を向けると少しそれらをはらって頂ける。
神はどこにあるか。
そういった問いが愚問に思える。
”そこ”にあるからだ。
無心になったそこに。
鍼をもったそこに。

自分の内部に意識を届けたそこに。

この言葉も雨が運んでくれた、
再び 感謝しよう。

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