下積み修行中の宮村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


先日親戚の結婚式で広島まで行ってきました。
日帰りでしたが、式までに時間があったので
広島城を見てきました。

大阪城に比べると小ぶりでシンプルな作りでした。
二枚目の写真はマスコット「もとにゃり」です。
おそらく三本の矢の話で有名な戦国武将「毛利元就」
がモチーフになっています。


では今回は心包・三焦について調べたことを
書いていきたいと思います。

心包と三焦は表裏の関係にあり、
五行では「心」と同じく「火」に配当されます。

●心包
「心傷らむときは、則ち神去る。神去るときは、則ち死すなり。
故に諸々の邪の心にあるものは、皆心の包絡にあるなり。
包絡は心主の脈なり。」
「膻中者、心之宮城也。」
心包とは心を包んでいる膜で、
心を包んで保護し、心に代わって邪を受けます。
また喜怒哀楽などの感情を伝達する。
心包絡、膻中とも言われています。
君主である心を補佐する器官なので「臣使の官」とも呼ばれます。
心は心包絡の中にあり、膻中は心の外にあるので「内経」では、
これを「心の宮城」と称している。
したがって外邪が心に侵入するとまず心包が病むことになる。
五行では心包は心と同じ火に属し、心を「君火」、
心包を「相火」とされる。
温病学説では外感熱病に現れる昏睡や譫語などの症状を、
「熱入心包」や「蒙蔽心包」などによるものとしている。

●三焦
「三焦は気の終始する所也。」
「上焦は霧の如し、中焦は漚の如し、下焦は瀆の如し。」
三焦は特定の器官を指すのではなく、飲食物を消化吸収し、
これらから得られた気血津液を全身に配布し、
水分代謝を円滑に行わせる一連の機能を指します。
そのため「名ありて形無し。」と言われます。
三焦は上焦、中焦、下焦にわけられ、
それぞれ働きが異なります。

三焦は水液が昇降出入する通路とされます。
水液代謝は肺、脾、腎、膀胱、腸など多くの臓腑の
協同作用によって行われますが、
三焦が通路としてはじめて正常に行われます。
三焦が不通になると水液が貯留し、小便量の減少、
水腫などの症状が現れます。

上焦
横隔膜より上部を指し、
心肺および頭顔面部を含めて上焦といいます。
気の昇発と発散を主っています。
飲食から得た気を全身に巡らせて、皮膚を潤し、
熱を産生し体温調節を行います。

中焦
横隔膜から臍までの間の機能を指し、
脾胃と深い関係にあります。
脾胃の運化作用を包括しており、
水穀を腐熟し、気血津液を化生することです。
中焦は昇降の要、気血生化の源と言われています。

下焦
臍より下の部分を指し、
腎、膀胱、小腸、大腸と深い関係があります。
糟粕と尿液の排泄を主ります。
糟粕に含まれる不要な水分を分離し、
膀胱にしみ込ませる働きををします。


参考文献:
『中医学の基礎』
『やさしい中医学』  東洋学術出版社
『東洋医学概論』   教育執筆小委員会
『図説 東洋医学』  学研

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

宮村

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