下積み修行中の宮村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


猫です。(某日某所)

一番左の写真に余計な者が写っています。
その不審な影は鏡に映った私です。
とある商店の中で遊ぶ猫です。
子猫でしょうか?
こっちを向いてくれないかなと思いましたが、
結局見向きもされませんでした。
ガラスごしなので少し反射しています。


では今回は脾・胃について調べたことを
書いていきたいと思います。

脾と胃は表裏の関係にあり、
五行では「長夏」「土」「黄」「湿」「化(化生)」
などが配当されます。

長夏:季節的には土用を指し、
季節の変わり目の不安定な時を指します。
特に梅雨を指す事が多いです。


「四肢は皆気を胃に禀けて、経に至るを得ず、
必ず脾に因って乃ち禀を得るなり。」
脾は、営を蔵し、後天の本となります。
受納を主り、「倉廩の官」と呼ばれます。
倉廩とは穀物を蓄える倉のことをいいます。
脾は胃と一体となって飲食物の消化や吸収を司り、
後天の精を取り出します。
これを肺に送り、気、血、津液に変化して、
全身に送り出します。
脾がうまく働かなくなると、腹痛、下痢、など、
消化、吸収の異常が生じ、元気がない、
全身倦怠感、出血しやすいなどの症状が現れます。

「脾は身の肌肉を主る。」
脾は、営気を全身に巡らせ、
特に肌肉に行きわたらせ、
張りをあたえます。
不調になると、肉付きが痩せ、
四肢無力になります。

「脾の合は肉なり。その栄は唇なり。」
「脾気は口に通ず。脾和すれば則ち口は能く五穀を知るなり。」
口は飲食物の取り入れ口であり、
脾胃と密接な器官であるます。
脾の働きが正常であれば、
食べ物をおいしいと感じることができるし、
唇や、そのまわりの色つやもよいです。
不調になると、食欲の異常や、
食べてもおいしいと感じず、
唇やその周り、口内が荒れたり、
瘡ができるなどの症状が生じます。

「脾は、胃をして其の津液を行らせるを主るなり。」
「諸々の湿・腫・満は皆、脾に属す。」
脾は、水穀から津液を吸収し、肺に送ります。
脾は津液を作り出し、全身に輸布する大本です。
不調になると、津液の不足や停滞がおこる。
また脾は湿邪と感応しやすく、
その結果、津液を停滞させます。

中医学では脾は「運化」「昇清」「統血」を主る。
これは上で述べた脾の働きをまとめて表現したものです。

「運化」
水穀を消化して、後天の精や、津液、血、営衛などを吸収して、
全身に送り出す働き。
運化が滞ると血、営気のめぐりの異常、津液の停滞など、
さまざまな症状を呈します。

「昇清」
運化で吸収したものを胃から上の肺へ送ることをさします。
気や血を上に昇らせるとか、
臓腑・器官が下がらない様にこれをつなぎとめる働き。

「統血」
営気が血と共に脈中をめぐることにより、
血が脈外へ漏れることを防ぎ、
また全身にめぐらせる働き。


「胃は水穀の海、六腑の大源なり。
五味口より胃に蔵し、以て五臓の気を養う。」
「平人の常の気は胃より稟く。胃は平人の常気なり。
人の胃気なきを逆という。逆するものは死す。」
脾と同じく「倉廩の官」と呼ばれ、水穀の海とも呼ばれる。
胃は、脾とともに飲食物を消化吸収し、
全身に送り出す源となるところです。
脾が「昇清」の働きをするのに対して、
胃は糟粕(消化した飲食物)を下の小腸に渡す
「降濁」の働きをします。
胃を働かせる気、そして脾胃の働きで得た後天の気を
「胃気」と呼ぶ。「胃気」は「生き」につながるとされ、
胃気の有無は、病人の予後を判断するうえで重要です。
胃が不調になると、
上腹部痛、噫気(ゲップ)、呑酸、胸やけ、吃逆(シャックリ)
などの症状が現れます。


参考文献:
『中医学の基礎』
『やさしい中医学』  東洋学術出版社
『東洋医学概論』   教育執筆小委員会
『図説 東洋医学』  学研

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

宮村

3 コメント

    • コメントありがとうございます。
      我流ですが、二年くらい前から機会があれば
      写真を取るようにしています。
      なかなか納得できる写真は撮れないですが、
      これは数少ないお気に入りの写真です。
      今後も精進していきますので、御指導お願い致します。

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