下積み修行中の木村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


花屋さんにて
花屋さんにて




木村です。
5月12日(日)は母の日でしたね。
先日、花を買いに花屋さんへ行きました。
母の日と言えばカーネーションですが
実際花屋さんへ行くとカーネーション以外にも
綺麗で可愛く装飾された花がたくさん並んでおり
色々と目移りして同じ所を
行ったり来たりしていました。
やや気合を入れてレジに向かいます。
今だに私は照れ臭いようです・・・(〃ω〃)


本輸篇 第二


【原文】
黄帝問於岐伯曰,凡刺之道,必通十二経絡之所終始
絡脈之所別処,五輸之所留,六府之所与合,四時之所出入
五蔵之所溜処,闊数之状度,浅深之状,高下所至.
願聞其解.
岐伯曰,請言其次也.肺出於少商.
少商者,手大指端内側也.為井木.
溜于魚際.魚際者,手魚也.為滎.
注于大淵.大淵,魚後一寸,陥者中也.為輸.
行于経渠.経渠,寸口中也.
動而不居.為経.入于尺沢.尺沢,肘中之動脈也.為合.
手太陰経也.

心出於中衝.中衝,手中指之端也.為井木.溜於労宮.
労宮,掌中中指本節之内間也.為滎.
注于大陵.大陵,掌後両骨之間方下者也.為輸.行於間使.
間使之道,両筋之間,三寸之中也.有過則至,無過則止.為経.入于曲沢.
曲沢,肘内廉下,陥者之中也.屈而得之.為合.手少陰也.

肝出于大敦.大敦者,足大指之端及三毛之中也.為井木.溜于行間.
行間,足大指間也.為滎.注于太衝.
太衝,行間上二寸,陥者之中也.為輸.行于中封.
中封,内踝之前一寸半,陥者之中。使逆則宛,使和則通.
揺足而得之,為経.入于曲泉.
曲泉,輔骨之下,大筋之上也.屈肘而得之.為合.
足厥陰也.


【和訓】 〜『現代語訳◉黄帝内経霊枢 上巻』 東洋学術出版社より〜
黄帝岐伯に問いて曰く、凡そ刺に道は、必ず十二経絡の終始する所
絡脈の別るる所の処、五輸の留まる所、六府の与合する所、四時の出入する所
五蔵の溜るる所の処、闊数の度、浅深の状態、高下の至る所に通ずべし
願わくは其の解を聞かん。

岐伯曰く、其の次を言わんことを請う。
肺は少商より出づ。少商なる者は、手の大指の端の内側なり。井木と為す。
魚際に溜る。魚際なる者は、手の魚なり。滎と為す。太淵に注ぐ。
太淵は、魚後一寸、陥なる者の中なり。輸と為す。経渠は、寸口の中なり。
動きて居らず。経と為す。尺沢に入る。尺沢は、肘中の動脈なり。合と為す。
手の太陰経なり。

心は中衝より出づ。
中衝は、手の中指の端なり。井穴と為す。労宮に溜まる。
労宮は、掌中中指本節の内間なり。滎と為す。大陵に注ぐ。
大陵は、掌後両骨の間の下に方る者なり。輸と為す。間使に行る。
間使の道は、両筋の間、三寸の中なり。過あれば則ち至り、過なければ則ち止む。経と為す。曲沢に入る。
曲沢は、肘の内廉の下、陥なる者の中なり。
屈してこれを得。合と為す。
手の少陰なり。


【解説】肺・心・肝の五腧穴についてまとめております。
※下記図にて
=井穴
=榮穴
=兪穴
=経穴
=合穴
色分けして記しております。

1,手太陰肺経

手太陰肺経 『腧穴学』 たにぐち書店より
手太陰肺経 『腧穴学』 たにぐち書店より


1,少商(井木穴)

【取穴】母指橈側爪甲根部、爪甲の角を去ること1分
【由来】『素問』六元正紀大論では「大」、「少」により五音の陰陽を区別している。
又、末端を「少」と称しており、「商」は宮、商、角、微、羽の五音の一つであり
肺は金に属しており、その音が商であるため少商と名付けられた。
【作用機序】開竅醒志 清宣肺気 疏衛解表
〜『藤本蓮風経穴解説』 メディカルユーコン〜
少商は肺の熱を取って、肺気を利す。
肺の宣散作用、あるいは津液をめぐらしたり、津液を化する作用を高める。


2,魚際(榮火穴)

【取穴】第1中手指節関節の上、橈側陥凹部、表裏の肌目に取る。
【由来】第1中手骨の掌側の筋肉の状態は魚の形をしている。
ここがいわゆる手魚である。また「際」とは辺縁のことであり、
本穴が手魚の辺縁であることから、魚際と名付けられた。
【作用機序】清血熱 利肺気 舒肝和胃
〜穴性学ハンドブック たにぐち書店より〜
魚際は手の太陰の脉溜まる所栄であり
よく肺中の火気を瀉し肺を疏ぎ胃を和し血熱を清める。
肺清まり胃和され熱去れば血寧ずる。

〜『藤本蓮風経穴解説』 メディカルユーコン〜
少商と魚際というのは、同じ熱を泄らすツボなのだけれども分けて言えば、
井穴である少商の方は、大体実熱を泄らすのを基本とする。
魚際は、実熱を泄らすのだけれども、滋陰清熱ですから
陰虚内熱も治すと考えて頂ければ、使い方がわかりやすくなる。


3,太淵(兪土穴)

肺は陽中の少陰であり、その原穴は太淵穴で、左右2穴
【取穴】手関節前面横紋の橈骨端の陥凹部、動脈拍動部
【由来】「太」は盛大、「淵」は深くて広いことを指している。
本穴は寸口部にあり、肺気が大会するところであるから名づけられた。
【作用機序】補益肺気 清肺宣肺 疏利肺気
〜『穴性学ハンドブック』 たにぐち書店より〜
「太淵は肺の原穴であり手の太陰の脉の注ぐ所兪である。
また脉会でもある。
風痰を祛り肺気を理し上焦の気を清粛し肺気を清めて咳を止める。」
〜『藤本蓮風経穴解説』 メディカルユーコン〜
肺気虚を中心とする、肺の正気の弱りに対して非常に有効です。
ここは魚際とか少商のように、熱を泄らしたりするのは、不便な場所です。
肺気不宣。肺気が上手く通じない、粛降作用が上手く働かない。
あるいは肺の機能そのものが減弱して、呼吸困難とか肺気虚みたいなものを起こす場合に使うわけです。


4,経渠(経金穴)

【取穴】前腕前橈側にあり、太淵穴の上1寸、動脈拍動部
【由来】「経」は通路、「渠」は水渠(水路)である。
動脈のある部位であり、血気が旺盛であることから
このように名付けられたのである。
【作用機序】肺気を降ろし、気逆を治す。
疏通肺気 散寒解表


5,尺沢(合水穴)

【取穴】肘窩横紋上にあり、上腕二頭筋腱の橈側に取る。
【由来】古人は手関節から肘までを1寸とし、前腕部を「尺」と称した。
「沢」とは沼沢のことであり低い凹地を指している。
本穴はその位置的な特徴から、尺沢と名付けられた。
【作用機序】清肺熱 宣肺気 泄血散熱
〜『穴性学ハンドブック』 たにぐち書店より〜
尺沢は太陰の脉入る所合であり逆気して泄するを主治する。
肺火を泄らし逆気を降し上焦の熱を清め
吐血を止めることができる。

 

2,手厥陰心包経

手厥陰心包経 『腧穴学』 たにぐち書店より
手厥陰心包経 『腧穴学』 たにぐち書店より

1,中衝(井木穴)
【取穴】中指先端中央
別説:中指橈側爪甲根部、爪甲の角を去ること1分
【由来】「中」は中央を指し、「衝」は拍動の意味がある。
本穴は中指の先端にあり、抑えると拍動を感じるところにあるため
中衝と名付けられた。
【作用機序】清熱開竅
〜『穴性学ハンドブック』 たにぐち書店より〜
中衝はよく熱を清め開竅して
営分の熱を泄らす。


2,労宮(榮火穴)

【取穴】手掌部にあり、指を屈し、中指と薬指の指先が手掌に当たるところの中間
【由来】「労」は労働を指し、「宮」は中室、中央を指す。
本穴は手心(中室)にあり、その穴位が労働時に手を握ると
中指の先端があたる処であるため、労宮と名付けられた。
【作用機序】清血熱 利肺気 舒肝和胃
〜『穴性学ハンドブック』 たにぐち書店より〜
労宮は性は清くより降り労損による気滞を理し七情の郁結を開く。
心火を清め湿熱を除き血を凉まし神を安ずる。


3,大陵(兪土穴)

【取穴】手関節前面横紋の中点。長掌筋腱と橈側手根屈筋健の間。
【由来】「陵」は丘陵を指す。
本穴は月状骨の隆起物の後方にあるが、この隆起をおおきな丘陵に
例えたことから、大陵と名付けられた。
【作用機序】凉血安神 清熱理気
〜『穴性学ハンドブック』 たにぐち書店より〜
大陵は手の厥陰の脉注ぐ所兪であり
心包経の原穴である。心を清め神を寧(やす)んじ
胃を和して胸を寛がせ営を涼まし血を清める。


4,間使(経金穴)

【取穴】大陵穴から曲沢に向かい上3寸
【由来】「間」は間隙を指し、「使」は使者を指す。
本穴は2つの筋肉の間にあって、経気を伝送する作用をもつため
間使と名付けられた。
【作用機序】理気解郁 通暢心絡 寛胸利気


5,曲沢(合水穴)

【取穴】肘窩横紋上で、上腕二頭筋腱の尺側
【由来】「曲」は弯曲を指し、「沢」は沼沢のことでイケにくらべて浅くて広い。
穴位は肘窩の弯の処に位置しており、形は浅い池に似ている。
肘をわずかに曲げると本穴を取穴できることから、曲沢と名付けられた。
【作用機序】清血瀉心 通暢心絡
〜『穴性学ハンドブック』 たにぐち書店より〜
曲沢は煩熱を祛り邪穢をすすぐ力があり
心熱して心乱れ神昏くなるものに効果があがる。

 

1,足厥陰肝経

足厥陰肝経 『腧穴学』 たにぐち書店より
足厥陰肝経 『腧穴学』 たにぐち書店より

1,大敦(井木穴)
【取穴】足の第1指外側爪甲根部、爪甲の角を去ること1分
【由来】「敦」は、分厚いことをいう。
本穴は足の大指(母指)端にあり、その部位の肉が分厚いことから
大敦と名付けられた。
【作用機序】舒筋祛風
〜『穴性学ハンドブック』 たにぐち書店より〜
大敦は経を調え営を和し下焦を清理する。

2,行間(榮火穴)
【取穴】第1中足指節関節の前、外側陥凹部
【由来】「行」とは通過するという意味である。
本穴は母指と示指のあいだを行くことから行間と名付けられた。
【作用機序】清泄肝火 熄風潜陽 疏肝利胆 祛瘀血
〜『穴性学ハンドブック』 たにぐち書店より〜
瘀を祛り絡を通じ火郁を泄らし血脉を通ずることができる。
肝火泄し血熱を清め肝風を熄める。

3,太衝(兪土穴)
【取穴】足背にあり、第1・第2中骨底間の前、陥凹部
【由来】「衝」は要衝(重要な地点)を指す。
太衝とはこの部位の血気が衝盛(盛ん)なことを示している。
【作用機序】疏肝理気 平肝熄風 清瀉肝火 温肝散寒理気
〜『穴性学ハンドブック』 たにぐち書店より〜
太衝は足の厥陰の脉注ぐ所兪であり肝経の原穴である。
肝火を清め肝陽を平げ下生の湿熱を疏泄することができる。

4,中封(経金穴)
【取穴】内果前1寸、前脛骨筋腱の内側下際の陥凹部
【由来】「中」は中間、「封」は境界の意味である。
両筋の陥中、境にあることから中封と名付けられた。
【作用機序】瀉肝胆
〜『藤本蓮風経穴解説』 メディカルユーコン〜
足の厥陰肝経上の経気の流れの上手く行かないものにたいして使うことが多い。
中封穴も疏泄に関与した穴と考えてよい。
発散できないもの、そういったものをこれを開くことによって発散するということができる。

5,曲泉(合水穴)
【取穴】肘を深く屈曲し、膝窩横紋の内端
【由来】「曲」は屈曲を指し、「泉」は陥凹を指す。
肘を屈した時陥凹となることから曲泉と名付けられた。
【作用機序】清湿熱 泄肝火
〜『穴性学ハンドブック』 たにぐち書店より〜
曲泉はよく湿熱を清め肝火を泄らし下焦を通づる。


参考文献:
『現代語訳◉黄帝内経霊枢 上巻』 東洋学術出版社
『腧穴学』
『霊枢』 たにぐち書店
『穴性学ハンドブック』 たにぐち書店
『鍼灸医学大辞典』医歯薬出版株式会社
『鍼灸医学事典』 医道の日本社
『藤本蓮風経穴解説』 メディカルユーコン

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は

是非参考文献を読んでみて下さい。

木村

 

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here