下積み修行中の木村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


シュナの旅 アニメージュ文庫
シュナの旅 アニメージュ文庫


木村です。
最近、偶然見つけた宮崎駿さんの作品です。
チベット民話の「犬になった王子」という物語が
元となっていて、谷の小国の王子である
「シュナ」と言う青年が
麦の種を求めて旅をする物語です。
「もののけ姫」の原点とされており、
初版が1983年ですので
「風の谷のナウシカ」が上映される少し前ですね。
読み終えた後は、「もののけ姫」だけでなく
「天空の城ラピュタ」や「崖の上のポニョ」など
数々の名作の原点がこの作品から垣間見えました。
力強く、温かい物語であります。
御興味のある方は、是非。


九鍼十二原篇 第一


【原文】
五蔵有六府.六府有十二原.
十二原於四関,主治五蔵,五蔵有疾,当取之十二原.
十二原者,五蔵之以稟三百六十五節気味也.
五蔵有疾也,応出十二原,而原各有所出,
明知其原,睹其応,而知五蔵之害矣.

陽中之少陰,肺也.
其原出於太淵.太淵二.
陽中之太陽,心也.
其原出於大陵.大陵二.
陰中之少陽,肝也.
其原出於太衝.太衝二.
陰中之至陰,脾也.
其原出於太白.太白二.
陰中之太陰,腎也.
其原出於太谿,太谿二.
膏之原,出於鳩尾.鳩尾一.
肓之原,出尾脖胦.

脖胦一.凡此十二原者,主治五蔵六府之有疾者也.
張取三陽,飱泄取三陰.


【和訓】 〜『現代語訳◉黄帝内経霊枢 上巻』 東洋学術出版社より〜

五蔵に六府あり。六府に十二原あり。
十二原は四関に出で、四関は五蔵を主治す。
五蔵に疾あれば、当にこれを十二原に取るべし。
十二原なる者は、五蔵の三百六十五節に気味を稟くるゆえんなり。
五蔵に疾あるや、応は十二原に出で、而して原に出で、而して原に各おの出づる所あり、
明らかに其の原を知り、其の応を睹れば、而ち五蔵の害を知る。

陽中の少陰、肺なり。
其の原は太淵に出づ。太淵二。
陽中の太陽、心なり。
其の原は大陵に出づ。大陵二。
陰中の少陽、肝なり。
其の原は太衝に出づ。太衝二。
陰中の至陰、脾なり。
其の原太白に出づ。太白二。
陰中の太陰、腎なり。
其の原は太谿に出づ。太谿二。
膏の原、鳩尾に出づ。鳩尾一。
肓の原、脖胦に出づ。脖胦一。
凡そ此の十二原なる者は、五蔵六府の疾あるを主治する者なり。
脹は三陽に取り、飱泄は三陰に取る。


【提要】霊枢では、五蔵の原穴は左右2穴ずつであり
膏と肓の両方の原穴を加えて、合計十二穴であると論じている。

1,太淵(手太陰肺経)

鍼灸医学[経穴編] 東洋医学出版社
鍼灸医学[経穴編] 東洋医学出版社

肺は陽中の少陰であり、その原穴は太淵穴で、左右2穴
【取穴】手関節前面横紋の橈骨端の陥凹部、動脈拍動部
【由来】「太」は盛大、「淵」は深くて広いことを指している。
本穴は寸口部にあり、肺気が大会するところであるから名づけられた。
〜穴性学ハンドブック たにぐち書店より〜
「太淵は肺の原穴であり手の太陰の脉の注ぐ所兪である。
また脉会でもある。
風痰を祛り肺気を理し上焦の気を清粛し肺気を清めて咳を止める。」

2,大陵(手厥陰心包経)

鍼灸医学[経穴編] 東洋医学出版社
鍼灸医学[経穴編] 東洋医学出版社

心は陽中の太陽であり、その原穴は大陵で、左右2穴
【取穴】手関節前面横紋の中点。長掌筋腱と橈側手根屈筋健の間。
【由来】「陵」は丘陵を指す。本穴は月状骨の隆起部の後方にあるが、
この隆起を大きな丘陵に例えたことから名づけられた。
〜穴性学ハンドブック たにぐち書店より〜
「大陵は手の厥陰の脉注ぐ所兪であり
心包経の原穴である。心を清め神を寧(やす)んじ
胃を和して胸を寛がせ営を涼まし血を清める。」

3,太衝(足厥陰肝経)
鍼灸医学[経穴編] 東洋医学出版社
鍼灸医学[経穴編] 東洋医学出版社

肝は陰中に少陽であり、その原穴は太衝で、左右2穴
【取穴】足背にあり、第1・第2中骨底間の前、陥凹部
【由来】「衝」は要衝(重要な地点)を指す。
太衝とはこの部位の血気が衝盛(盛ん)なことを示している。
〜穴性学ハンドブック たにぐち書店より〜
「太衝は足の厥陰の脉注ぐ所兪であり肝経の原穴である。
肝火を清め肝陽を平げ下生の湿熱を疏泄することができる。」

4,太白(足太陰脾経)

鍼灸医学[経穴編] 東洋医学出版社
鍼灸医学[経穴編] 東洋医学出版社

脾は陰中の至陰であり、その原穴は太白で、左右2穴
【取穴】足の第1中足指節関節の後、内側陥凹部
【由来】これは星の名前で金星のことである。
脾は土に属し金を生じることから名づけられた。

5,太谿(足少陰腎経)

鍼灸医学[経穴編] 東洋医学出版社
鍼灸医学[経穴編] 東洋医学出版社

腎は陰中の太陰であり、原穴は太谿穴で、左右2穴
【取穴】内果の最も尖ったところの高さで、内果とアキレス腱の間陥凹部、動脈拍動部。
【由来】「太」は大を指し、「谿」は渓と同じ意味である。太谿は山間の流水を指す。
山の谷は谿に通じ、谿は百川に通じる。本穴には、腎水は湧泉より出て然谷を通過し
ここに集まって大谿を形成するという意味がある。
〜穴性学ハンドブック たにぐち書店より〜
「太谿は足の少陰の脉、注ぐ所兪であり
また腎経の原穴でもある。
腎陰を滋養して虚熱を退かす。
頭暈や耳鳴り、腰の力が抜け
骨が弱くなったものを少しづつ治していくことが
できる。」

6,鳩尾(任脈)

鍼灸医学[経穴編] 東洋医学出版社
鍼灸医学[経穴編] 東洋医学出版社

膏の原穴は任脈中の鳩尾で、1穴
【取穴】胸骨体下端の下1寸、神闕穴の上7寸
【由来】「鳩」は郭公鳥を指す。胸骨剣状突起は郭公鳥の尾に似ており
本穴はその下にあることから名づけられた。

7,気海(任脈)

気海鍼灸医学[経穴編] 東洋医学出版社
鍼灸医学[経穴編] 東洋医学出版社

盲の原穴は臍下の気海穴で、1穴
【取穴】神闕穴の下1寸5分
【由来】気海、関元、石門はすべて「臍下、腎間の動気」、すなわち元気と関係がある。
この部位には先天の元気の海であり、全身の気の病を主ることから名づけられた。
〜穴性学ハンドブック たにぐち書店より〜
「気海は一名丹田といい 生気の海元気の居る所で 全身強壮穴の1つである。
元気を補い 生気を回し 腎陽を振るい立たせて諸陰を散らし
下元を温め 四肢を温める。
陽脱して死にそうなものには多壮灸をする。
気は血の師であり 気が行ることによって血も行る。
また婦人科の“経”“帯”“崩”“漏”に常用する。」


参考文献:
『現代語訳◉黄帝内経霊枢 上巻』 東洋学術出版社
『霊枢』 たにぐち書店
『鍼灸医学大辞典』医歯薬出版株式会社
『鍼灸医学事典』 医道の日本社
『穴性学ハンドブック』 たにぐち書店

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は

是非参考文献を読んでみて下さい。

木村

 

2 コメント

  1.  今年の秋に岩波書店から出版される拙作絵本『犬になった王子(チベットの民話)』の原話は、宮崎 駿氏の『シュナの旅』の原話と同じ、君島久子先生の名作民話です。 
     私は小さい時より宮崎 駿アニメの大ファンで、『シュナの旅』も中学の時に読んで以来、私の最も大切な作品の一つになっています。
     機会がありましたら、私の絵本作品をご覧下さいましたら有難いです。よろしくお願い申し上げます。  日本画家・絵本画家 後藤 仁

    • 後藤仁さん、
      書き込みありがとうございます。
      絵本や日本画、興味深いので
      一度拝見させて頂きます☆

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