下積み修行中の木村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


デッサン
デッサン

木村です。
先日、デッサンに用いるネリゴムを購入しました。
消し具の一つであり、自由に形を変えながら、白い鉛筆のように細い線を引いたり
暗くなった面に明るい調子を取り戻したりなど、様々なタイプの消し方ができます。
早速使ってみましたがなんだか、手触りが紙粘土に似てました。
意外と柔らかく、形も変えやすいので非常に使いやすいです。


九鍼十二原篇 第一


【原文】
黄帝曰,願聞五蔵六府所出之処.
岐伯曰,五蔵五腧.五五二十五腧,六腑六腧,六六三十六腧.
経脈十二,絡脈十五,凡二十七気,以上下.
所出為井,所溜為滎,所注為腧,所行為経,所入為合,二十七気所行,皆在五腧也.
節之交,三百六十五会.
知其要者,一言而終,不知其要,流散無窮.
所言節者,神気之所遊行出入也,非皮肉筋骨也.


【和訓】 〜『現代語訳◉黄帝内経霊枢 上巻』 東洋学術出版社より〜

黄帝曰く、願わくは五蔵六府の出づる所の処を聞かん。
岐伯曰く、五蔵五腧、六府六腧、六六三十六腧。経脈十二、絡脈十五
凡そ二十七気、以て上下す。
出づるところを井と為し、溜るる所を榮と為し、注ぐ所を腧と為し
行る所を経と為し、入る所を合と為す。
二十七気の行る所、皆五腧に在るなり。
節の交、三百六十五会。
其の要を知る者は、一言にして終わる。
其の要を知らざれば、流れ散じて窮まりなし。
言う所の節なる者は、神気の遊行出入するところにして
皮肉筋骨に非ざるなり。


【提要】ここでは五臓六腑の脈気が出てくるところについて論じている。

・五臓は、心・肝・脾・肺・腎とあり
臓ごとに井・榮・腧・経・合とあるので二十五の腧穴がある。

・六腑は、胆・胃・大腸・小腸・三焦・膀胱とあり
府ごとに井・榮・腧・原・経・合とあるので三十六の腧穴がある。
では、何故五臓に原穴がカウントされずに5×6=30とはしないのかをかんがえてもらえるかな〜
(※一鍼堂から横槍)

・十二経脈に各おの一つ絡脈があり
任脈・督脈・脾の大絡を加えて十五絡脈がある。

●五兪穴

井穴(木)
脈気出てくるところ
(脈気が起始するところで、泉が湧き出ることにたとえられる。)
・四肢末端に位置する。
・『難経』六十八難には「井は心下満を主る」と記載され
井穴は病邪が蔵にあり、発熱、昏迷、胸中煩悶などの
症状がみられるものに用いる。
・楊上善の説『現代語訳◉黄帝内経霊枢 上巻』 東洋学術出版社より〜
「井は、古くは泉の湧き出るところを井と呼んだ。

・・・(中略)人の血気は、四肢に湧き出るので、脈の出るところを井という。」

 

●榮穴(火)
脈気の溜るところ
(井穴から湧き出た水(経気)が小さな水流となって流れゆくところ。)
・「榮」は『説文解字』水部に「ごく細い水」とある。
・「溜るるところを榮と為す」とは、脈気が通り過ぎるところを
形容しており、泉から流れ出した水が細い流れを作っていることを表す。
・『難経』六十八難には「榮穴は身熱を主る」こと記載しており発熱などに用いる。

●兪穴(土)
脈気が注ぐところ
(脈気がここまで流れてきてまた別の所へ運ばれてゆくこと)
・難経六十八難には「兪は身痛を主る」と記載しており
倦怠感や関節痛などに用いる。
・張介賓の説『現代語訳◉黄帝内経霊枢 上巻』 東洋学術出版社より〜
「注は、注ぐという意味である。

腧とは、運ぶという意味である。
脈がここに注ぎこんでまた別の所へ運ばれ、気は徐々に盛んになって行く。」

 

●経穴(金)
脈気が行くところ
(経脈が通過すること)
・手では、多くは手関節付近や前腕下部。
足では足関節付近や、下腿下部に位置する。
・『難経』六十八難には「経は喘咳寒熱を主る。」と記載しており
感冒による咳や発熱などに用いる。
・楊上善の説 〜『現代語訳◉黄帝内経霊枢 上巻』 東洋学術出版社より〜
  「経とは、通るということである。」


●合穴(水)

脈気が入るところ
(脈気が集まり合流するところ)
・多くは肘関節と膝関節の周辺に位置する。
・『難経』六十八難には「逆気して泄するを主る」と記載してあり
気が逆気して起こる喘息などに用いる。
・張介賓の説『現代語訳◉黄帝内経霊枢 上巻』 東洋学術出版社より〜
「脈気がここに至ると、しだいに深くなり、内に入って合流する」


参考文献:
『現代語訳◉黄帝内経霊枢 上巻』 東洋学術出版社
『霊枢』 たにぐち書店
『鍼灸医学大辞典』医歯薬出版株式会社
『鍼灸医学事典』 医道の日本社
『図説 東洋医学<基礎篇>』 学習研究社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

木村

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