下積み修行中の冠木さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


今回は、ハッブル宇宙望遠鏡からの
写真を御紹介したいと思います。
通常の天体望遠鏡は、地上にあるため、
どうしても空気などによって星の見え方が屈折してしまうそうです。
しかし、このハッブル宇宙望遠鏡は、
宇宙空間にあるため、なんの抵抗もないので美しく写せるそうです。

左の写真。なぜか、この色合いが気に入りました(^o^)
あと、真ん中の写真の小さな角のような物は、
星の卵だそうです。(プラネタリウムで得た情報で、少し曖昧です・・・笑)
最後に土星の写真です!!土星が好きなので載せてみました。

http://www.nasa.gov/multimedia/imagegallery/←ご興味のある方は、こちらからどうぞ★


では、今回は血(けつ)について書きたいと思います。

血は全身を栄養し、精神活動を支える物質である。

血は血脈中を流れる赤色の液体で有り、
気や津液と同様に人体を構成し、
生命活動を維持する基本的物質である。


①血の生成

1,血液は、中焦の脾胃により生成される。
飲食物は胃に入り、脾で吸収・運化されることによって
水穀の精微に変化し、営気が生成される。

その営気と津液が脈管内に染み込み、
心が関与することによって変化し赤色の血液になる。

津液は血と同じ陰に属し、
互いに変化することができる。

2,腎精の化生によっても、血が生成される。
腎が蔵している精は、骨を主り、髄を生みます。
そして骨中の精髄は血液を生み出すため、
「腎精は血を化生する」と呼ばれています。

このように血は水穀の精微・営気・精髄を基礎物質とし、
これから脾胃・肺・心・腎・肝などの
臓器の機能により生成されている。


②血の作用

血は全身を循行し、内は五蔵六腑から、
外は皮肉筋骨にいたるまで、
全身の組織・器官に栄養分を供給し、
滋潤するようにはたらいている。

具体的な例では、顔面が赤くつややかであったり、
肌肉がふくよかで皮膚や毛髪に潤いや光沢がある。
あるいは眼などの感覚器や運動器が円滑に働くのも、
すべて血の充足があってはじめてできると考える。

また、血は精神意識活動の基礎物質であることから、
「神は気血の性となす」といわれている。
気血が充足していれば、
意識は明晰で、精神活動も充実しているが、
不足すると精神・神志の病変が現れる。
そのため心血虚や肝血虚になると、
驚悸・失眠・多夢などの神志不安による症状が現れやすい。


③血の循行

血は脈管の中を循行して全身を休みなく循環し、
各臓腑・組織・器官の需要にこたえている。
血液の循行は、心が中心となって行い、肺や肝がそれを調整する。
「心は血脈を主る」といわれているが、
これは心気の推動作用が
血液を循環させる原動力となっている為である。

全身を循行している血脈は、全て肺に集まり、
肺気の作用を受けた後、また全身に散布される。
血液の循行は肺のほかに、脾気の統摂と、
肝の蔵血作用及び疏泄作用によっても調節されている。
*「疏」は流れが通じる、「泄」は発散や昇発の意味

このように血液の運行は
心・肺・肝・脾などの内臓機能と関連して行われている為、
その内のどれかの臓器に機能失調がおこると、
血行に異常が生じやすくなる。


④血の貯蔵

人体中には、事故などで血液が失われても補充できるように、
ストックしておく機能が存在しています。

この働きは肝の「蔵血作用」によって行われていますが、
肝は血の貯蔵を主っているだけではなく、
全身の血液量の調節をも行っています。

ただし肝血は、目や筋腱・爪・子宮などの
栄養に特別に関与しており、肝血が不足すると
これらの部位に障害が現れやすくなります。


参考文献:
『中医学の基礎』
『針灸学[基礎篇]』
『やさしい中医学入門』  東洋学術出版社
『実用中医学 一冊でわかる基礎から応用』 (有)源草社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

冠木

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