下積み修行中の冠木さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


興福寺HP
興福寺HP

先日、久しぶりに奈良に行ってきました。

あいにくの雨模様でしたが、
東大寺の大仏を拝みに行きました。
小学校の遠足以来だったのですが、
やはりすごい迫力でした。
他にも、興福寺に足を運びました。
そこで、おみくじを引くとなんと「大吉」が!
テンションが上がりながら、
国宝展へ・・・
阿修羅像など多数ありましたが、
そのなかでも金剛力士像と千手観音が印象的でした。

・・・・・・・・・・・・・・・教科書でしかみたことがなく、
・・・・・・・・・・・・・・・本物を間近で見ることができよかったです。
・・・・・・・・・・・・・・・今にも、動き出しそうな雰囲気を醸し出していました。


引き続き気について書いていきます。

作用その④:温煦作用

一般に種々の活動性は、
冷えると減退し、温まると増大する。
気は温性が強いので、体温の維持をはかったり、
臓器組織を温めてその活動を促進することができる。

人体が正常な体温を維持できるのは、
気の温煦作用の調整を受けているからである。
この作用が減退すると、畏寒怯冷(異常な程寒がる)、
四肢の冷えなどが現れる。

畏寒:「畏」とは、畏れること。
患者が寒さを感じているが、
しかし、暖房器具などで身体を温めるといくぶん軽減する症状。
陽気不足が原因で身体を温養できないために起こるものが多い。
陽虚証に多く見られる。
畏寒と悪寒は、ともに寒さを畏れるが、
畏寒は陽虚に 属し、悪寒は外感 に属するため、
患者の覚える「寒気」の質に違いがある。


気の種類その④:元気

元気は「原気」、「真気」ともいわれる。
これは最も重要で、基本的な気である。
元気は主として先天の精が化生したものであるが、
出生後は水穀の精微(飲食物)によって
継続的に滋養、補充されている。

元気は三焦を通じて全身に分布しており、
内は臓腑から外は腠理(毛穴)・肌肉・皮膚に至るまで、
いたるところに行き渡っている。
人体の各臓腑・組織は元気の作用を受けて、
各々独自に機能している。

この意味から、元気は生命活動の原動力であると考えられている。
元気が充足すればする程、臓腑・組織の働きは活発になり、
身体の健康は保たれて、病を受け付けにくくなる。

逆に生まれ持った先天の気が不足あるいは軟弱であったり、
慢性病によって身体を消耗すると、
元気の作用は衰え、種々の疫病を生じる原因となる。

*三焦は(上・中・下焦からなり)諸気を主宰し、
全身の気機と気化作用を統轄する。
その他、水液運行の通路である。

①上焦:心・肺・頭部が含まれる。
(衛気を宣発し、水穀の精微・津液を巡らし、身体を滋養し営養する。
心・肺の働きを中心とする。)

②中焦: 脾・胃・大腸・小腸が含まれる。
(飲食物を消化吸収して水穀の精微を巡らし、気血を生成する。
脾・胃・肝・胆の働きを中心とする。)

③下焦:肝・胆・腎・膀胱・大腸・小腸・女子胞・精室が含まれる。
(糟粕から尿・糞便を形成し、排泄する。
腎・膀胱・大腸の働きを中心とする。)



参考文献:
『中医学の基礎』
『中医基本用語辞典』
『やさしい中医学入門』  東洋学術出版社
『実用中医学 一冊でわかる基礎から応用』 (有)源草社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

冠木

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