下積み修行中の紅露くんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。


こんにちは紅露です。

先日、紅葉を見るには少し早いのですが箕面の滝を散歩も兼ねて見に行きました。
滝の周辺はマイナスイオンが大量に発生していると言われますが、やはり癒されます。
一時、日本の100選滝に興味を持ち、実際に足を運んでいましたが久しぶりに見ると
その頃を思い出しました。
それにしても最近山登り・マラソン・運動等をされている方が多いですが、
短い散歩を歩いてみて改めて感心致しました。
見習わないと・・・。

今日も治療時に自分の頭で
整理すべき臓腑弁証について、
症状を省いた最低限かつ端的な内容を
理解していきたいと思います。


脾・胃

⑴脾気(陽)虚
(ⅰ)脾気虚弱
・飲食失調
・肉体疲労
・激しい吐血
・肝病の影響
☞脾気損傷⇨脾気虚⇨脾の運化の機能失調

(ⅱ)脾気下陥
・肉体疲労
・産後
・久瀉
☞脾気虚弱⇨脾気下陥⇨脾の昇清の機能失調・内臓下垂

(ⅲ)脾不統血
・肉体疲労
・久病
脾気虚弱⇨脾の統血の機能失調

(ⅳ)脾陽虚(小腸虚寒証も含む)
・脾気虚弱から進展→脾陽虚衰
・生の物や冷たい物の過食
脾陽を直接損傷
・寒涼の薬物を過量服用
陰寒内生

⑵湿邪因脾
・雨にぬれたり水につかる
・生の物や冷たい物を過食
・内湿が盛んになりやすい体質
寒湿の邪が脾陽を束縛(寒湿困脾)

・湿熱の邪を感受
・酒や甘い物を過食
湿熱の邪が脾にこもる(脾胃湿熱)

⑶胃寒証
・胃気虚弱体質の物が生の物や冷たい物を過食する
・脘腹部を冷やす
寒凝気滞

⑷胃火(熱)
・気機鬱滞
・辛い物の過食
火を生じる⇨胃熱亢進

⑸食滞胃脘
・胃気虚弱体質の者が消化の悪い者を食べる
・暴飲暴食
飲食物停滞(食積)

※診断決定ポイント
・病歴に必ず飲食の不節制がみられる
・発病が急である
・脘腹部の脹満感に伴い疼痛がみられる(脾気虚証は脹満感のみ)
・胃脘部の脹痛に伴い、酸腐臭のする嘔吐、曖気が出現する

⑹胃陰不足
・胃熱証
・温熱病の後期
熱邪が陰液を損傷⇨胃が滋潤を失う⇨降濁の機能失調(胃失和降)

⑺胃気不足
・飲食の不節制
・ストレス
・食事の前後
胃気を損傷⇨胃気不和⇨胃の降濁の機能失調

※脾病と胃病の比較
胃病には実証、熱証が多く、脾病には虚証、寒証が多い。
食欲減退は胃病食後の膨満感は脾病の代表的症状といえる。

紅露


参考文献:『中医診断学ノート』 東洋学術出版社

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